新しい電話対応の形「SasaeL 電話」
東京都文京区に拠点を置く株式会社SasaeL(ササエル)は、2025年度中に学校向けのクラウド型電話サービス「SasaeL 電話」を開始することを発表しました。このサービスは、公立小・中学校での電話対応を効率化し、教職員の働き方改革を後押しすることを目指しています。
背景
『日本の先生は世界一忙しい』という言葉があるように、学校現場では多忙な教職員が日々奔走しています。授業の準備や生徒指導などの業務の合間に、保護者との連絡をするための電話対応が求められています。このような状況で、電話の円滑な運用が重要なテーマとなっています。
文部科学省は「次世代の校務DX」を掲げており、学校と家庭をつなぐ電話での応対もその中で重要な要素とされています。「SasaeL 電話」は、そのニーズに応えるために開発されました。
SasaeL 電話が解決するお悩み
「SasaeL 電話」では、教職員が抱える以下のような課題を解決します。
- - 限られた電話回線での混雑による、放課後の電話待ちの問題。
- - 通話中のメモ取りが困難で、正確な情報共有への不安。
- - 電話での誤解やトラブルを未然に防ぎたいとのニーズ。
「SasaeL 電話」の主な特長
1. 待ち時間ゼロ
電話をかける際の待機時間が排除。複数の先生が同時に電話をかけることができ、特に朝や放課後の忙しい時間帯でもスムーズに連絡が行えます。これにより、ストレスの軽減が期待できます。
2. 自動録音とAI機能
通話内容が自動的に録音され、AIが文字起こしや要約を行います。この機能により、教職員同士で迅速かつ正確な情報共有が可能な時代が到来します。また、電話でのトラブルを防ぎ、安心して対応することができるようになります。
3. 営業電話や業務外連絡も安心
日中は自動音声が営業電話に対応し、業務時間外は留守番電話がメッセージを記録します。これにより、教職員は本来の業務に集中することができる環境が整います。
具体的な機能
「SasaeL 電話」には様々な機能が搭載されています。
- - 通話機能: ブラウザからの受発信、電話転送、内線、留守番電話。
- - 記録機能: 通話の録音、通話内容の自動文字起こし・要約、オフライン面談の記録。
- - 管理機能: 電話帳や通話履歴の管理、電話対応時の分岐ルール設定が可能です。
このシステムは今後、「SasaeL 校務」と連携することで、名簿情報や通話履歴の一元管理が実現し、確認や管理の負担が軽減される予定です。
展示会での体験
「SasaeL 電話」は、2025年4月23日から25日まで開催される「第16回EDIX 東京」に出展されます。実際にこのサービスを体験できる機会ですので、ぜひ足を運んでみてください。
- - 展示会名: 第16回EDIX(教育総合展)東京
- - 会期: 2025年4月23日(水)~25日(金)
- - 会場: 東京ビッグサイト 南展示棟【小学館グループ ブース番号:25-28】
まとめ
株式会社SasaeLは、「先生の毎日と子どもたちの時間を、もっと豊かに」をミッションに掲げ、教育現場に新しい価値を提供するためのサービスを展開しています。「SasaeL 電話」により、教職員の働き方が大きく変わる一歩となるでしょう。これからの学校現場において、このサービスがどのように活用されていくのか、今後の展開に期待が寄せられます。