兵庫県尼崎市に、新たな障害福祉の拠点が誕生します。2025年7月1日、特定非営利活動法人ソーシャルデザインワークスが運営する「SOCIAL SQUARE 尼崎」が、関西エリアの2号店として塚口町にオープンします。この新拠点は、働くことに困難を感じている方やひきこもり経験者への支援を行い、地域コミュニティとの連携を深めることを目的としています。
新たな挑戦、村上卓哉さんの想い
この「SOCIAL SQUARE 尼崎」の開設に至ったのは、兵庫県出身で34歳の村上卓哉さん。彼は福島県にての経験を持ち帰り、地元尼崎での福祉事業を立ち上げる決意を固めました。村上さんは、自身が抱えていたひきこもりやうつの経験から、地元で障がいや生きづらさを抱える人たちに支援を提供する場が必要だと感じていました。そして、福島での復興支援や社会福祉士としての経験を活かし、当地に「SOCIAL SQUARE」を開設するための準備を進めてきました。
「SOCIAL SQUARE 尼崎は、”自分らしさ”と”社会”との接点を見つけられる場所を提供します」と彼は話します。ここでは、ひきこもり支援や就労移行支援などのプログラムが展開され、地域の人々がワークショップを企画できるスペースも用意されています。そうすることで、地域福祉の向上に寄与することを目指しています。
様々な支援プログラム
「SOCIAL SQUARE 尼崎」では、さまざまな人々が集い交流できる場所を提供し、以下のような支援が予定されています。
- - 就労移行支援: 働くことに自信が持てない方や困難を感じる方への支援を行います。
- - 自立訓練(生活訓練): 不登校やひきこもりを経験されている方に対し、生活スキルを身に付けるサポートを提供します。
- - まちづくりスペースの運営: 地域の方々のアイデアを反映したワークショップやイベントを自由に企画できるスペースも併設され、地域創造にも貢献。
このように、地域のニーズに応じた多様なプログラムが展開されていく予定です。
7月のオープニングイベント
「SOCIAL SQUARE 尼崎」のオープニングイベントも計画されています。2025年7月5日(土)には、誰でも参加できるトークセッションやワークショップが開催されます。無事な開催が確認された場合には、メディア関係者の取材も受け付けるとのことです。オープニングは、13時から16時までの間に行われ、参加費は無料で事前予約も必要ありません。
さらに、7月の中旬から下旬には説明会も開かれます。参加者は、プログラムの体験や個別相談を通じて、具体的な支援内容を理解する機会が設けられます。
この新たな拠点が地域にどのような影響を与えるのか、期待が高まります。「SOCIAL SQUARE 尼崎」を通じて、個々の物語が紡がれていく瞬間を見逃さないでください。