テクノブリッジNKEとベトナム大学の連携強化
テクノブリッジNKE株式会社は、ベトナムの「ベトナム国家大学ハノイ校工科大学」「交通運輸大学」「電力大学」の3つの大学と、2025年2月・3月に人材育成に関する覚書(MOU)を締結しました。この新たな連携により、同社はベトナムの学生に対して語学教育の充実や、日本での就労支援を強化し、技術人材の育成を目指します。
日本の人手不足と人材育成の重要性
日本国内では専門的なスキルを持った人材の確保が大きな課題です。特に、建設や土木などの専門分野ではその傾向が顕著であり、人材確保がますます難しくなっている状況です。こうした中で、テクノブリッジNKEは2015年からハノイ建設大学とのパートナーシップを結び、ベトナムから優秀な人材を育成して、日本の建設企業に紹介するサービスを進めてきました。
この取り組みの一環として、同社は「ハノイ鉱山地質大学」とも連携を進めており、これまでに294名の技術専門人材の日本での就職支援を行いました。この人数は2025年4月7日現在で内定を受けた学生数を示しており、日本の人材不足の問題に対して重要な貢献を果たしています。
新たな3大学との連携による人物紹介の拡大
今回、3つのベトナムの大学とのMOU締結によって、テクノブリッジNKEは連携を行う教育機関の数を5校に増やしました。この連携を通じてこれまでの建設業界に限らず、理工系分野をはじめとする様々な業界へ人材を紹介し、日本の企業が直面している専門人材不足に対応していく予定です。
2025年以降にはすでに37名の学生が日本企業への内定を決めており、さらなる人材紹介が期待されています。
教育機関とのパートナーシップ強化
テクノブリッジNKEはこの取り組みを通じて、建設業界を含む幅広い業界における人材開発や紹介事業の拡大を目指しています。また、ベトナムの教育機関とのパートナーシップを強化し、両国の社会に貢献できるよう、今後も積極的に取り組んでいくつもりです。
この取り組みは、ベトナムの教育機関との協力を深め、学生たちにより多くのキャリアオプションを提供するだけでなく、日本の産業界にも新たな価値をもたらすものと言えます。
まとめ
テクノブリッジNKEが進めるこの人材育成の取り組みは、日本とベトナムの架け橋となる重要な役割を果たしています。今後の展開に大いに期待が寄せられます。