近年、企業の新規事業創出への期待が高まっている中、滑らかな実行連携が不足しているという問題が浮き彫りになっています。この度、株式会社ハイブリッドテクノロジーズは、株式会社flextと業務提携を結び、今後の新規事業開発をよりスムーズに進める体制を整えました。
業務提携の背景
大企業はオープンイノベーションへの期待を寄せていますが、実際に出資先のスタートアップとの連携がうまくいかず、PoC(概念実証)で止まってしまう事例も多々あります。この原因の一つは、新規事業創出に関するノウハウやプロジェクトマネジメントが社内で十分に受け継がれていないことです。
flextは、イノベーションコンサルティングおよびグロースエンジニアリングを強みに、その実績を基にクライアントと密接に連携。エンジニアリング機能も駆使し、「戦略」と「実行」のギャップを埋めるアプローチが特徴です。一方、ハイブリッドテクノロジーズはベトナムにも子会社があり、豊富なエンジニアリソースを有し、要件定義から運用まで一貫して対応できる体制を整えています。これにより、両社の連携で顧客企業の新規事業創出をより確実なものにすることが期待されます。
提携の具体的な内容
1.
新規事業開発支援
flextの戦略立案やPMO支援と、ハイブリッドテクノロジーズのエンジニアリング体制を組み合わせ、構想から事業化までのプロセスを一貫して支援します。
2.
CVC組成および事業共創
CVCの設立などの支援を通じて、投資先と共に新たなビジネスや収益の機会を創出します。
3.
エンジニアリング支援
両社の強みを生かし、Webやネイティブアプリの開発を素早く、そして高品質に行います。
4.
共同営業・案件開拓
両者の顧客基盤を利用し、マーケティングや案件の開拓を共同で推進します。
代表者のコメント
flextのファウンダーである柿沼鉄矢氏は、「ハイブリッドテクノロジーズとの提携を心から嬉しく思います。新規事業の取り組みを企業が実現できる体制を整えることができます。この提携により、私たちのサービスの提供価値が大いに向上することを確信しています」と述べました。
今後の業績への影響
この提携によって今期の業績がどのように変わるかは現在のところ軽微と考えられていますが、将来的には取引の拡大を目指し、持続的な成長を狙う方針です。
会社概要
- - 株式会社flext: 東京都中央区に拠点を持つ、イノベーションコンサルティングとグロースエンジニアリングを提供する企業。
- - 株式会社ハイブリッドテクノロジーズ: 同じく東京都中央区に位置し、ハイブリッド型サービスを展開。
この新しい体制がもたらす変化に期待が高まります。両社の連携が業界に与える影響を注視していきたいと思います。