京都発！世界パエリア大会で優勝した料理長の特製ディナーコース

京都・烏丸御池の新たな名店、estilo h の魅力

2023年9月、パエリアの発祥地スペイン・バレンシアで開催された「ワールドパエリアデーカップ2023」において、京都から出場したシェフ、畑下公平氏が日本初の優勝を果たしました。この偉業を祝う特別ディナーコースが、京都の食材を生かしたスペイン料理店「estilo h」で提供されることに。これからの秋の訪れと共に、多くの人々にその魅力を伝えたいと思います。

畑下公平の挑戦と優勝の秘訣

畑下氏が作り上げたのは、日本ならではの風味が加わった二種類のパエリアです。一つは『鰻と５種類のキノコのパエリア』。日本の調理法で蒲焼にした鰻を使い、様々なきのこの香りと共に、特製のアリオリソースで仕上げられています。その鮮やかな色合いとともに、スペインの審査員からも高評価を得た理由は、日本とスペインの文化が調和していたからです。

ながら、もう一方の『鴨とネギ、バレンシアオレンジのパエリア』も見逃せません。親しみのある「鴨ネギ」をテーマに、柚子を使ったタレで鴨肉をマリネし、さらにバレンシアオレンジの風味を加えています。このユニークなアプローチが、繊細さと深みを加えた味わいに仕上げているのです。

特別なディナーコースの内容

「estilo h」では、2023年10月1日から12月中旬まで、優勝パエリア2種を楽しめるディナーコースが登場！その内容は、オリーブの天ぷらや鱧と松茸のお吸い物、トロ鰆の炙り、そして新鮮な海の幸や肉料理がずらりと並び、最後にはデザートも用意されています。特に注目は、優勝した2種のパエリアが提供されるディナーコースであり、料理だけでなく、食材にもこだわりが詰まっています。特別な食材を使った本格的なパエリアを味わえるこのコースは、ぜひとも予約しておきたいところです。

畑下シェフの熱い思い

「料理を通して人と人、人と文化を繋げていく」と語る畑下氏は、パエリアを焼き上げる際に感じる“同じ釜の飯を食う”という言葉の重要性を説きます。パエリアは単なる料理ではなく、皆で囲んで楽しむことで、より一層大切な時間が生まれるものだと考えているのです。優勝パエリアを囲みながら、心豊かなひとときを享受できるディナーは、とても特別なものになるでしょう。