食の新たなトレンドを築く、HUGEの取締役体制強化発表

株式会社HUGEが新たな経営体制を発表

東京・横浜を中心に、国内外に47店舗を展開する株式会社HUGE（本社：東京都渋谷区、代表取締役社長兼CEO：新川義弘）は、2026年より取締役および執行役員の体制強化を実施することを発表しました。これは、同社の成長戦略に基づく重要なステップとなります。

経営体制の向上と多様化への対応

HUGEは、多拠点展開を通じて事業を成長させる中、経営と現場における意思決定の質とスピードを高めたいと考えています。特に、ブランドごとの個性を最大限に活かしながら、戦略的な判断と専門的なオペレーションを両立させることが、今後の成長には欠かせないとされています。

この新たな体制には、前原靖史氏が取締役副社長兼最高戦略責任者（CSO）、石崎隆也氏が取締役兼最高執行責任者（COO）、瀧嶋純氏が取締役兼総料理長、河南祐輔氏が執行役員兼最高財務責任者（CFO）、秋山あゆ氏が執行役員兼最高クリエイティブ責任者（CCO）として就任することが発表されました。

新しいリーダーシップのもとでの戦略

取締役および執行役員の新体制は、フード、サービス、ビバレッジの各業態を横断的に統括し、顧客ニーズにしっかりと応える姿勢を強化していくことを目指しています。具体的には、より質の高いレストラン体験を提供し、ブランド価値を一層向上させるために、専門領域ごとの責任感を高めていく方針です。

さらに、HUGEは世界最大級のコンシューマー業界専門の投資会社であるLキャタルトンと戦略的資本提携を結んでおり、これにより国内出店の加速とともに、海外への展開も目指していることが強調されました。このパートナーシップには、Lキャタルトンのグローバルな知見と、HUGEの現場力が融合することが期待されています。

会社の理念と今後の展望

HUGEは「街の資産をつくる」という理念のもと、ホスピタリティを核にした価値創造を目指し、次の10年を見据えた多ブランド・多拠点展開を進める意向です。この理念に従って、業界や地域社会へのさらなる貢献を果たしていくことが目標です。

新川社長は、震災やコロナ禍を経てなお、「また戻りたい」と感じてもらえる店舗の形成を大切にしてきました。そのためには、各分野のスペシャリストや全従業員が自らの強みを発揮できる場を提供していくことが不可欠といいます。特に、今回の新しいリーダーシップ体制によって、各部門の連携が深まり、さらなる成長が見込まれるとしています。

新任役員たちの意気込み

新たな役職について各新任役員は、食を通じた新しい体験を創造するための各種プロジェクトへの自信と期待を語りました。特に、前原氏は「社内のメンバーが思い切り力を発揮できる環境をつくる」ことが目標だとし、石崎氏も「店舗運営の個店主義」を重視し、チーム全体の価値を高めていくことを約束しました。

今後、HUGEが市場においてどのような変革をもたらすのか、業界全体から注目が集まります。HUGEの成長戦略には大きな期待が寄せられており、次のステージへと進む同社の歩みに注目です。