株式会社ライズが描く派遣業界の未来
株式会社ライズは、2024年11月16日に東京で「リーダー大会」を開催しました。この大会には、派遣先で働く150名の現場社員リーダーが集まり、未来に向けた課題やビジョンを共有しました。この取り組みは、派遣業界における新たな組織運営モデルを提案し、業界全体に注目されています。
派遣業界における現場組織の重要性
派遣社員が中心になって運営される「現場組織」は、業界内でも特色のある取り組みです。ライズが築いてきたこの組織モデルは、単に派遣先で業務を行うだけでなく、社員同士が支え合い、成長できる仕組みが組み込まれています。この構造は、リーダーが小規模なチームを管理し、日報を確認するなどして現場の声をしっかりと還元するプロセスに特徴づけられています。このモデルを通じて、派遣社員は「自分の会社とのつながり」を実感し、キャリア形成が促進されます。
代表の経験に基づく設計思想
ライズの代表取締役、岩井勇二郎氏は自身の派遣社員としての経験から現場組織を立ち上げることを決意しました。彼が施工管理で感じた「会社との距離感」と「キャリア形成の不透明さ」は、多くの派遣社員が感じる普遍的な課題です。その解決を目指し、「派遣社員が自分の会社に貢献し成長できる仕組み」を作ることを義務として感じました。
「派遣社員でも自社の一員であり、キャリアアップの機会があると実感してほしい」という思いが、現場組織の基盤となっています。
成果と影響
現場組織の導入による成果は顕著です。社員たちは主体的に問題を把握し、解決策を見出す過程を経て、自己の成長意識が向上しています。その結果、リーダーが現場の声を効率的に吸い上げ、組織全体の環境改善にもつながっています。また、マネジメントスキルも自然と身についてきています。リーダーとしての役割を担うことで、社員は派遣先企業でも価値ある存在となるのです。
リーダー大会の役割
リーダー大会は、現場のリーダーたちが集い成果を共有する大事なイベントです。今回は、現場社員が抱える具体的な課題や解決策が議論され、現場全体の未来に対する意識が共有されました。特に、岩井氏が直接社員からの質問に答える場面は、信頼関係を深める重要な機会となりました。
現場組織の未来
ライズの現場組織は派遣業界の新たなモデルとして、今後ますますの発展が期待されています。既存の枠を超えた「現場組織」の推進により、派遣業界全体に良い変革をもたらすことを目指しています。
ライズの企業情報
株式会社ライズは、建設業界およびIT業界に特化した人材派遣を行っており、正社員雇用を基盤とした派遣スタイルを採用しています。社員のキャリア形成に貢献すべく、独自の現場組織を通じて新たな価値を創造しています。
- - 会社名: 株式会社ライズ
- - 設立: 平成6年3月
- - 本社所在地: 千葉県松戸市松戸1307-1松戸ビル16F
- - 資本金: 1,600万円
- - URL: ライズ公式サイト