Infobloxが新たに発表したAIエージェント時代のセキュリティ基盤「Infoblox IQ」
Infobloxが新たなセキュリティ基盤「Infoblox IQ」を発表
2026年6月3日、米国カリフォルニア州に本社を置くInfobloxは、AIエージェント時代のネットワーク・セキュリティ運用基盤「Infoblox IQ」の提供を開始したことを発表しました。この新たなプラットフォームは、エンタープライズネットワークにおいて信頼性の高いデータに基づき、より効率的なセキュリティ運用を可能にします。特に、DNSクエリやIPアドレスの状況、デバイスの動作、セキュリティイベントなどを常時監視し、それに基づいて問題の早期発見や自動化された調査、迅速な対応を実現します。
Infobloxは、2026年6月10日から12日まで開催されるInterop Tokyo 2026に出展し、そこでこの「Infoblox IQ」を実際に展示予定です。また、Infoblox IQは、Best of Show Awardの「エンタープライズ&クラウド|エンタープライズ(サービス)」部門のファイナリストにも選出されています。
Infoblox IQの主要機能と利点
「Infoblox IQ」は、エージェンティックAI運用レイヤーを提供し、セキュリティ及びネットワーク運用チームが自然言語インターフェースを利用して状況を把握することができる機能を備えています。これにより、問題の調査や推奨対応策を迅速に受け取ることが可能になります。設定変更も複数のコンソールを切り替えることなく実行できるため、作業の効率が大幅に向上します。
また、InfobloxはMCP(Model Context Protocol)サーバーの導入も行い、これにより外部AIアシスタントやエージェントとInfobloxのネットワークやセキュリティ、資産インテリジェンスを簡単につなぐことができます。これにより、企業は独自にカスタム統合を構築する必要がなく、オープンプロトコルを介してスムーズな統合を図ることが可能です。
大量のデータを効率的に処理
Infoblox IQは、そのインテリジェンスの核心にあるのは、世界的な企業のDNS、DHCP、IPアドレス管理(DDI)環境を25年以上にわたり管理してきた豊富な経験です。このプラットフォームは数千のユーザー導入事例を持ちながら、チームが問題の診断や対応の優先付けを効率的に行うことをサポートしています。
例えば、Infoblox IQは、エージェンティックトリアージ処理を用いて504,000件以上の運用イベントを24件の優先対応アクションに絞り込むことができました。このように、従来45〜90分かかっていた手動による調査を迅速に行えるようになり、必要なコンテキスト情報も即座に提示されます。
セキュリティとネットワーク運用への対応
「Infoblox IQ for Threat Defense」は、DNSセキュリティアラートをエージェンティックに調査し、証拠収集や分析、根本原因を自動的に特定します。確認済みの脅威や影響を受けたデバイス、推奨行動がSOCアナリストに視覚的に提示され、数千のアラートを数分で確認できるメリットがあります。一方、「Infoblox IQ for DDI」は、ネットワーク設定および運用の潜在的な問題を自動的に可視化し、数秒で根本原因分析を提供します。
目指すべき未来への一歩
Infoblox IQは、運用効率を向上させるだけでなく、エージェンティック運用や自律型IT運用を推進するための重要なデータ基盤を提供します。信頼性の高いインフラデータに基づき、デバイスやユーザー、アプリケーション間の関係を正確に把握し、AIモデルや運用エージェントに必要なコンテキスト情報を提供することで、意思決定の精度を高め、誤った前提を排除します。
InfobloxのChief Product OfficerであるMukesh Gupta氏は、「Infoblox IQは、組織がAIのパイロット段階からエージェンティック運用への移行を支援し、信頼できる最新のインフラデータを提供することを目指しています」と述べています。
今後、2026年6月末までに「Infoblox IQ for Threat Defense」が一般提供され、ネットワーク運用に特化した「Infoblox IQ for DDI」も秋に一般提供予定となっています。これからもInfobloxはエンタープライズネットワークの基盤として進化し続けます。
会社情報
- 会社名
-
Infoblox株式会社
- 住所
- 東京都港区南青山2-26-37 VORT外苑前Ⅰ 3階
- 電話番号
-