愛媛県は、令和6年度「トライアングルエヒメ推進事業」の「デジタル実装加速化プロジェクト」に20件の新規採択を発表しました。
全国から過去最多となる335件の応募があり、厳正な審査の結果、選ばれたプロジェクトは「外国人材の活用」「生成AIの活用」「農林水産業のDX」など、多岐にわたります。
今回の採択により、過去3年間で認定されたプロジェクト数は93件に達しました。愛媛県は、各プロジェクトの実装成果を県内に広げ、事業者の収益力向上や生産性向上、デジタル人材育成などを積極的に推進していきます。
トライアングルエヒメ推進事業とは?
「トライアングルエヒメ推進事業」は、県内外企業が持つデジタル・ソリューションや関連技術を、愛媛県の事業者や自治体に実装することで、地域課題の解決を目指しています。
本事業の特徴として、以下の3点が挙げられます。
1. 愛媛県内を実装フィールドとした企画提案を募集
2. 採択事業に1,000万円~3,000万円程度/件の委託費
3. 実装先や顧客候補の開拓支援、事業開発に関する様々なナレッジ提供や定期的なメンタリングなど愛媛県と事務局による事業開発推進のサポート
令和6年度新規採択プロジェクト
採択された20件のプロジェクトは、水産、製造、観光、人材、農業、医療、環境、インフラ、AIなど、様々な分野にわたります。
例えば、水産分野では、スマート養殖センサーを用いた尾数管理による養殖経営のDX化を目指すプロジェクトが採択されました。また、製造分野では、中小企業の生産現場の可視化による現場改善モデル構築や、ビーコンを用いた屋内位置測位による倉庫内の業務効率化などが採択されています。
デジタル化による地域活性化
「トライアングルエヒメ推進事業」は、愛媛県が掲げるデジタル化による地域活性化に向けた重要な取り組みです。
県内企業の収益力向上や生産性向上、デジタル人材育成など、様々な効果が期待されています。
愛媛県は、今後も積極的にデジタル化を推進し、持続可能な地域社会の実現を目指していきます。