「豊かに生ききる」ための市民参加型イベント
一般社団法人日本死の臨床研究会が主催する第31回近畿支部年次大会が、2025年2月2日(日)に東大阪市文化創造館小ホールで行われます。この大会では、「豊かに生ききる」というテーマのもと、医療・介護・福祉の専門家と一般市民がともに考える機会が提供されます。
目指すもの
1977年に設立された日本死の臨床研究会は、生命危機に立たされる人々やその家族が心身ともに充実した生活を送れるようサポートを行っています。医療的視点だけでなく、宗教や社会学など様々な学問的立場からもアプローチし、人々が自らの価値観に従って人生の最期に向き合えるよう手助けしています。
今回の大会では、厚生労働省のいう地域包括ケアシステムの構築を念頭に、支える人と支えられる人が相互に理解しあう地域をつくることが論じられます。参加者は、自身が何をもって「豊か」と考えるのかを見つめ直す機会となるでしょう。
開催概要
日時と場所
- - 日時: 2025年2月2日(日)10:00〜16:00
- - 場所: 東大阪市文化創造館小ホール
- - 定員: 200名(講演・ワークショップ)
講演内容
基調講演 (10:00-12:00)
『病の語りを聴く方法〜NBM〜』
講師: 中川 晶先生(なかがわ中之島クリニック院長)
ナラティブアプローチの重要性と実践方法に焦点を当てた講演が行われます。
ワークショップ (13:00-16:00)
『生と死を彩る言薬(ことぐすり)』
講師: 大坂巌先生(Clinical Dialogue Coaching®代表)
死を前にした生を豊かにするための「言葉」の持つ力に迫ります。
参加対象と料金
- - 参加対象: 基調講演はどなたでも参加可能。ワークショップは主に医療・介護・福祉の従事者と一般市民。
- - 参加費用:
- 会員: 2,000円
- 非会員: 3,000円
(当日、直接会場でお支払い可能)
参加の意義
この大会では、「死の臨床」という少々重いテーマを、あえて身近なものとして捉え直すことで、私たち自身がどのように生ききるかを深く考えるきっかけを提供します。多様なバックグラウンドを持つ人々が集まり、互いに意見や感情を交換することで、豊かさの本質を見出していくことが期待されます。
ご参加を心よりお待ちしております。詳細な情報については、参加申し込みページをご覧ください。