ロブロックス、保護者向け新機能3つを発表し安全性を強化
ロブロックスが新たに保護者向けの機能を導入
ロブロックスは4月2日、保護者が子どものアカウント管理をさらに効果的に行える新たな「保護者コントロール」機能を追加したと発表しました。これにより、保護者はお子様がどのようにロブロックスを利用しているのかを細かくカスタマイズして管理することができます。新機能4つの1つとして、友達の管理機能があり、保護者はお子様の友達リストを監視し、もし不適切なユーザーが含まれていればそのアカウントをブロックし、メッセージのやり取りを防ぐことも可能です。
次に「バーチャル空間のブロック機能」では、お子様がアクセスできる特定のゲームや仮想空間を制限できるようになりました。従来の機能に加え、特定のコンテンツへのアクセスをブロックすることができ、より安心してお子様の遊びを見守ることができます。また、保護者はお子様が特定のバーチャル空間で過ごす時間を詳細に確認することが可能で、過去1週間のプレイ時間のトップ20を確認して、利用状況を把握できます。
さらに、保護者は自分の子どもが過ごして欲しくないバーチャル空間を見つけた際に、その空間へのアクセスをブロックする機能も提供されています。これにより、親が望む形で、お子様の安全なオンライン体験を確保する手助けとなります。また、ツールの利用を開始には、本人確認書類やクレジットカードを用いてロブロックスアカウントをお子様のアカウントに紐づける必要があります。
新音声安全モデルのオープンソース化
ロブロックスは、2024年に入ってから40以上の安全機能を強化したことを発表しています。なかでも注目されるのが、オープンソースの音声安全AIモデルの導入です。このモデルが導入されたことで、ユーザー同士の音声チャットの安全性が向上し、モデレーションの精度が高まり、より安全性の高いコミュニケーションが可能となります。特に、今回のアップデートでは新たに7つの言語に対応したことで、より多くのユーザーが利用できるようになりました。
この技術は、ロブロックスが開発を進めてきたものであり、インターネット全体の安全性向上を目指しています。具体的には、スペイン語やフランス語なども含めた数十万分の音声チャットが、機械学習を用いて効率的に監視されています。このモデルは既に広く利用され、非営利団体ROOSTとも提携して安全性の向上に努めています。
ロブロックスの最高安全責任者であるマット・カウフマン氏は、ロブロックスが約20年間にわたり安全性を重要視し、その理念に基づいて成長してきたと述べています。彼は「今回発表したツールや機能は、ロブロックスを最も安全でマナーあるオンラインプラットフォームにするための取り組みの一環であり、親御さんたちにとっても大変意義深いものになるでしょう」と語っています。このように、ロブロックスは安全性向上に向けたさまざまな取り組みを行い、安心して楽しめる環境を整えています。
セーフティ・センターの更新
また、ロブロックスは使用方法や安全機能の利用方法についての情報を提供するセーフティ・センターをアップデートしました。ここでは、保護者が新機能の利用方法やインターネット全般における安全対策についてのアドバイスを見つけることができるようになっています。ロブロックスに関する詳細な情報は、オフィシャルサイトで確認できます。
ロブロックスは、ゲームと制作のための没入型プラットフォームとして、ユーザー同士が多様な方法でつながることを可能にしています。安全性を重視した環境づくりが続いており、これからの期待が高まります。
会社情報
- 会社名
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Roblox Corporation
- 住所
- 970 PARK PLACESAN MATEO CA 94403
- 電話番号
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