生駒市災害訓練
2025-12-08 15:09:30

生駒市民約100名参加の災害対策訓練を実施し災害対応力を向上

生駒市での災害対策訓練



令和6年(2024年)12月13日、生駒市では大規模災害に備えた災害対策訓練が実施されました。この訓練は、奈良盆地東縁断層帯を震源とするマグニチュード8.0、最大震度7の地震を想定し、市民や医療関係者など約100名が参加しました。地元の生駒市役所や消防本部、近隣の医療施設からも多くの協力が得られ、地域全体での防災意識向上が図られました。

訓練の目的と内容



訓練の目的は、震災発生時に備え、迅速かつ効率的に対応できる体制を構築することです。近畿大学奈良病院は、災害拠点病院として知られる存在であり、これまでも様々な災害派遣医療業務を行ってきました。訓練では、医療スタッフが正確に患者をトリアージ(分類)し、救護所を設置して患者の搬送を行う様子が見られました。

訓練では、朝9時30分に近畿大学奈良病院の5階講堂に集合し、発災のシミュレーションが行われました。その後、近畿大学奈良病院において災害対策本部が立ち上げられ、午後には救護所を設置したトリアージエリアでの受け入れ訓練が行われました。これにより、多くの傷病者が病院に押し寄せた際の受け入れ体制を確認することができました。

地域の協力と参加者の役割



参加者は、近畿大学奈良病院の医療関係者だけでなく、市役所や消防本部、市内の病院のスタッフ、さらには生駒市医師会や薬剤師協会のメンバーなど、多岐に渡ります。各自が役割を持ち、訓練を通じてブラッシュアップを図りました。特に、患者搬送チームを編成し、実際に搬送の流れを模擬することで、より実践的な対応が求められます。

目指すのは、発災時における病院機能を維持し、地域の安心安全を確保すること。訓練後には、参加者同士で振り返りの時間も設けられ、改善点や課題を共有しました。

未来への備え



毎年行われるこの災害対策訓練は、地域住民が自らの安全を守るための大切な取り組みです。災害が起きた際の想定外の事態にも柔軟に対応できるよう、持続的な訓練が求められています。こうした訓練を通じて、参加者は自信を持って災害に対処できる能力を高め、地域全体の防災力を向上させていくことが期待されています。

伝えたいのは、こうした取り組みが地域に根づいていくことで、より強固な災害対応力を持つ地域が形成されるということです。今後も生駒市は、地域全体での災害対策に取り組み続けていくことでしょう。

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