UNICO株式会社、最新のCTV広告戦略をバンコクで発表した経緯

UNICORN株式会社、バンコクでの最新技術を発表

2024年7月、タイ・バンコクで開催された「2024 APAC TV Summit」に、UNICORN株式会社が登壇しました。このイベントは、Android TV、Google Home、YouTubeなどの開発に関わる企業が集結し、Googleのプラットフォームでの展開や収益化について情報交換を行う貴重な機会です。UNICORNの取締役である野田順義氏が「DSPからみるCTV広告の価値最大化」というテーマで講演し、注目を集めました。

2024 APAC TV Summitとは

「2024 APAC TV Summit」は、主にアジア太平洋地域のGoogleパートナー企業が集うイベントです。ここでは、最先端のリアルタイム技術を活用した広告やマーケティング戦略について、参加者同士が意見を交わし合います。この機会に、それぞれが得た知見をもとにネットワークを深めることができるため、多くの企業にとって重要な場となっています。特に、アジア圏におけるデジタルマーケティングの最新情報が手に入る点で、多くの関心が寄せられました。

UNICORNの取り組み

UNICORN株式会社は、2024年に同社として初の海外現地法人を設立し、バンコクに拠点を持つ計画を進めています。新たに立ち上げるブランドマーケティング事業を通じて、デマンドサイド（広告主や広告代理店側）からのアプローチで、CTV広告の可能性をさらに引き出すことを目指しています。

野田氏は講演において、CTV広告の特性や将来性、さらにDSP事業者の視点からの戦略について強調しました。CTV広告は、ユーザーが大画面で視聴する環境が前提にあるため、音声がONの状態での視聴体験を提供できる点が大きな強みです。さらに、UNICORNではコンテキストターゲティングを導入し、広告効果を向上させる方法を模索しています。

CTV広告の未来

野田氏が語るように、CTV広告は、ユーザー体験を重視した新しい広告の在り方を提供し得る可能性があります。特に、オークション形式での広告配信を活用することで、広告枠の価値を一層高めることが期待されています。

今後もUNICORNは、ニュースや動画インストリーム枠などでのコンテキストターゲティング配信の実績を元に、Googleやパートナー企業と共に新たな価値を創出し続ける方針です。最新技術を駆使し、より高度な広告配信体験を提供することを目指しています。

UNICORN株式会社について

UNICORN株式会社は2013年に設立され、アドウェイズの100%子会社として、アドテクノロジー領域を中心に新サービスの開発を行っています。国内最大級の自動マーケティングプラットフォームを提供することで、リアルタイムにインプレッションの価値を予測し、広告主に最適な価格で入札する仕組みを構築しています。また、同社は独自の不正検出アルゴリズムを持ち、不正な広告を排除する仕組みも備えています。

最近では、3DやAR技術を応用したリッチクリエイティブ、新しい広告形態であるゲーム内広告「UNICORN In-Game Ad」など、多彩な配信メニューを展開し、デジタル広告市場に新たな風を吹き込んでいます。これらの取り組みを通じて、UNICORNは今後も業界リーダーとしての地位を築いていくでしょう。