ウンゲツィーファ10周年記念公演『8hのメビウス』
北海道戯曲賞を3年連続受賞した劇団「ウンゲツィーファ」が、創立10周年を祝して新作『8hのメビウス』を2024年10月18日から27日にかけて、池袋のスタジオ空洞で上演します。この公演は、5年ぶりとなる長編作品で、劇団の魅力が詰まった内容となっています。
劇団の中心となる劇作家・本橋龍は、公演のキャッチコピーとして「初期衝動への帰還」を掲げており、そこには果てしない創作の旅が感じられます。本橋は、ウンゲツィーファが築き上げてきた実績を踏まえつつ、これからの作品制作へ新たな展望を持っていると語っています。彼の言葉からは、観客に向けての期待が溢れてきます。
公演の概要
『8hのメビウス』は、日常生活のリアルな描写と意識の奥深さを交錯させる独自のスタイルで知られるウンゲツィーファの新たな挑戦です。物語は、主人公のコミネが、仕事を辞めたことを家族に隠して、非生産的な日々を過ごす中での葛藤を描いています。さらに、もう一人の主要キャラクター、シバタは夢の日本一周の旅を始める決意を固めますが、家庭との関係が影を落とします。
この作品では、コミネとシバタの視点を通して、現代社会における仕事や生き方について問いかけ、変わりゆく家族の形や人間関係の在り方を深く掘り下げていきます。小さな光を求める人々が、日常に埋もれた葛藤を乗り越えようとする姿は、多くの観客の心に響くことでしょう。
出演者とスタッフ
公演には多様な才能が集まりました。出演者には、ウンゲツィーファ作品に何度も出演してきた黒澤多生、近藤強、高澤聡美、豊島晴香、河村晃一、百瀬葉、山田薫などが名を連ねています。演出と脚本を担当する本橋龍の指揮のもと、彼らは作品に深みと情熱を吹き込みます。
また、音楽はheronが担当し、映像には上原愛が携わります。最新の制作技術が加わり、視覚的な体験も楽しめる作品となるでしょう。
チケット情報
観客の皆様に向けて、チケットはカンフェティにてすでに販売中です。一般料金は3,500円で、初日の見物価格は3,200円に設定されています。学生割引が適用される学割も3,000円とお手頃で提供されています。チケット購入は事前決済と当日精算の両方に対応しています。
特設ページ
詳細な公演情報や日程については、以下のリンクからご確認いただけます。公式サイトでは、登場人物の詳細やストーリーの深掘りも行っています。
10周年の節目を迎えたウンゲツィーファの新たな一歩を、ぜひ劇場で体感してください!