飛沫吸引・殺菌システム
2020-07-09 14:49:05
新型コロナ対策に貢献する飛沫吸引・殺菌システムの開発
新型コロナウイルス感染症対策に新たな一手
新型コロナウイルス(COVID-19)の影響が続くなか、いかに飛沫感染を防ぐかが喫緊の課題とされています。そこで、株式会社エコ革京都テクノロジー事業部が開発した「飛沫瞬時吸引・殺菌システム」が注目を集めています。このシステムは、アクリル板による二重構造を用い、瞬時に飛沫を吸引し、殺菌する新しい技術です。
開発の背景
当社では流体解析技術(CFD)を駆使し、飛沫の拡散メカニズムを徹底的に研究してきました。近年の研究では、高さが不足するアクリルパーテーションや隙間がある仕切りカーテンでは、十分に飛沫を防止できないことが多いことが判明しています。また、WHOが今年7月に発表した「空気感染の可能性は除外できない」という見解も、さらなる安全対策の必要性を裏付けています。こうした中で、安心して「withコロナ時代」を過ごすために、当社は新たな感染防止策を目指しています。
システムの構成
本システムは、2層のアクリル板で構成され、上部に設けられた飛沫吸引部から空気を取り込むことで、飛沫を瞬時に集めます。その後、フィルターと深紫外線源を利用して空気を清浄化し、飛沫の中に含まれるウイルスなどを殺菌します。これにより、周囲の空気中にウイルスが広がることや、咳やくしゃみの際に飛沫が話し相手に付着することを防ぐことができます。
流体解析シミュレーションの効果
私たちはこのシステムを実際に評価するため、流体解析技術を用いたシミュレーション動画を公開しています。動画1は、比較的弱い吸引力の状態での気流の様子を示しており、動画2では、咳やくしゃみを感知した際に吸引力を一時的に強化することで、流速がどう変化するかを可視化しています。この瞬時の吸引が、飛沫の空気中への拡散を防ぐ鍵となります。
様々な場面での活用
このシステムは、オフィスや飲食店、人が多い商業施設など、様々なシーンでの利用が見込まれています。設置場所を選ばず、既存のアクリル板に取り付けることも可能です。また、ビニールシートとの併用も効果的です。
カスタマイズ可能
個別ニーズに応じて、構成やサイズを柔軟にカスタマイズすることが可能です。大規模な設置が難しい場所には、持ち運びができる小型モバイルシステムも開発しています。
会社概要
株式会社エコ革京都テクノロジー事業部は、2019年に設立され、再生可能エネルギー事業へ数多くの取り組みを行っています。熱流体解析技術と機構設計技術を駆使し、社会課題に対する新たな価値創造に取り組む研究開発集団です。
もし、この革新的なシステムに関心をお持ちの方は、ぜひ当社にお問い合わせください。私たちは、皆様の安全な環境作りを全力でサポートいたします。
会社情報
- 会社名
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株式会社テックレボリューション
- 住所
- 東京都豊島区巣鴨1丁目41番11号コクエイビル1F-2F
- 電話番号
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