静岡発！災害時も安心の「天然トイレ」プロジェクトの全貌

ナンバーグループ株式会社は、静岡県伊豆の国市に本社を構える企業で、災害時にも使える水洗トイレシステム「天然トイレ」の開発に取り組んでいます。このプロジェクトは、停電や断水が発生した際に直面するトイレの問題を解決し、災害関連死を減少させることを目指しています。

背景と目的

私たちは、災害時にトイレが使えないことで命の危険が迫るという厳しい現実を直視しています。特に、日本は地震大国であり、南海トラフ地震のリスクも高まっています。過去の阪神淡路大震災や熊本地震では、多くの人々がトイレの使用ができずに苦しみました。そのため、命を守るためには、安心して使えるトイレが必要です。

このプロジェクトの発起人である代表の木内剛は、災害による困難に直面した経験がないため、徹底的に調査を行い、社会的な問題を解決すべく起業しました。目的は、災害時にも使える水洗トイレシステムを開発し、可能な限り多くの人々の生命を守ることです。

施工サポート企業の紹介

「天然トイレ」プロジェクトの実現には、様々な技術や知識が必要です。そのため、全国各地から技術・施工サポート企業と連携を持ち、品質を保証する体制を整えています。以下は、主な協力企業です。

1. 株式会社アールシーコア - ログハウスのデザインを手掛け、自然素材を活かした安心感のある建物を提供。
2. 真陽建設株式会社 - コンテナハウス風の設計を進行中で、SDGsにも配慮した施工を行う。
3. 株式会社日さく - 井戸掘削と地下水利用の専門企業であり、持続可能な水資源の確保を担っています。
4. 大学産業株式会社 - 安全な水質を保証する水処理装置を提供。
5. 株式会社テクノフレックス - 地震時の配管保護技術で、重要ライフラインを支えます。
6. フジクリーン工業株式会社 - 高性能な浄化槽を全国に展開し、アフターサポートも万全。
7. バリオスター株式会社 - 再生可能エネルギー技術を活用した電力供給システムを構築。
8. 株式会社USENテクノサービス - 幅広い施工実績を持つ通信工事のプロフェッショナル。

高村教授の貴重なアドバイス

また、信州大学の高村教授からも、建築環境や設備工学に関する専門的なアドバイスを頂いています。エネルギー効率を向上させるための最新の設計に関する意見が、「天然トイレ」の快適性と持続可能性の両立に重要な役割を果たしています。

今後の展望

現在、ナンバーグループ株式会社は「天然トイレ」の製品化に向けた具体的な打合せに入り、各機能の取り扱い企業や専門家から知識を集めて、モデル化を進めています。このモデルが「国と行政」からガイドラインや推奨として採用されることを期待しています。これによって、全国の自治体や企業がこのシステムを導入し、環境保全と人命救助に寄与できると考えています。

将来的には、公共施設や避難所への常設導入を進め、地域住民が安心して過ごせる環境を提供し、防災力向上に貢献していく所存です。私たちの取り組みは、今後も地域と一緒に進めていく予定であり、さらなる協力を求めています。ナンバーグループ株式会社は、革新的なトイレ問題解決策を通じて、これからも挑戦し続けます。