日本GXグループとGBPラボラトリーズが業務提携、ネイチャーポジティブ推進で地域活性化へ
日本GXグループ株式会社と一般社団法人GBPラボラトリーズは、企業と地域を繋ぐネイチャーポジティブ推進の基盤構築に向けた業務提携契約を締結しました。両社は、それぞれの強みを融合することで、地域環境保全の取り組みを加速させ、企業のGX人材育成と新規事業創出を支援し、ひいては地域経済の活性化を目指しています。
近年、企業におけるGX(グリーントランスフォーメーション)の重要性が高まる一方、地方では人口減少や経済の停滞が深刻化しています。この状況下で、企業のGX推進と地域活性化を同時に実現する新たなアプローチが求められています。
日本GXグループは、環境価値の定量化やTNFD(Task Force on Nature-related Financial Disclosures)に対応した情報開示レポート作成、カーボンクレジット創出業務などを通じて、企業のGX戦略実現を支援してきました。一方、GBPラボラトリーズは、全国各地でグリーンビジネスをテーマにした「実践型ビジネススクール」と、企業や自治体、地域事業者との「共創事業」を通じて、地域に根ざした実践的な経営人材の育成や新規事業の創出を支援してきました。
両社の専門性と事業領域を組み合わせることで、企業と地域を効果的に結びつけ、ネイチャーポジティブの実現と新たな経済圏の創出が可能になると考え、今回の業務提携に至りました。
提携による3つの取り組み
本提携では、以下の3つの取り組みを軸に、企業と地域を繋ぐネイチャーポジティブ・プラットフォームの構築を目指します。
1.
地域のネイチャーポジティブ推進: GBPラボラトリーズの地域ネットワークを活用し、各地域での環境保全の取り組みを加速させます。同時に、日本GXグループの定量化技術を用いて、これらの取り組みの環境価値を可視化します。
2.
GX人材育成と新規事業開発の融合: GBPラボラトリーズの実践型ビジネススクールに日本GXグループのGX専門知識を組み込み、企業のGX人材育成プログラムを開発します。このプログラムを通じて、参加企業は地域の環境課題解決に取り組みながら、自社のGX推進と新規事業開発を同時に実現できます。
3.
企業と地域を繋ぐマッチングプラットフォーム構築: 企業のGX戦略と地域のネイチャーポジティブ・プロジェクトをマッチングするプラットフォームを構築します。これにより、企業は実践的なGX活動の場を得られるとともに、地方自治体は広域連携を、一次産業者は一次産業者同士のネットワークを、地域の人々はローカルリレーションシップを構築することができます。これらのネットワークは環境領域の新規事業の創出を促進します。
目指す姿
本提携により、下記のミッションを実現し、環境と調和した経済の実現に寄与することを目指します。
企業のGX推進加速:実践的な人材育成と新規事業開発の機会提供
地域経済の活性化:企業参画による新たな経済圏の創出
GX人材によるネイチャーポジティブの実現:企業と地域の協働による環境保全の促進
日本型GXモデルの確立:地域の特性を活かした持続可能な発展モデルの構築
日本GXグループとGBPラボラトリーズは、この取り組みが日本における持続可能な地域発展のモデルケースとなり、さらにはグローバルに展開可能な枠組みへと発展することを目指しています。