SaaSバックアップの新時代!SysCloudが日本法人を設立
米国本社のSaaSバックアップ企業、SysCloud社がついに日本法人を設立しました。これにより、日本市場向けに最適化された様々なデータ保護サービスを提供します。今回はその背景やサービス内容について詳しくご紹介します。
SysCloud社の歴史と実績
SysCloud社は2013年から、全世界で39カ国以上、700万人以上のユーザーに対しその技術を提供してきました。既にバックアップしたファイルの数は330億件、メールデータは2,300万通を超え、確固たる実績を築いています。日本法人の設立は、この成功を基に、さらなるサービス拡大を目指したものです。
日本市場における新サービスの意義
SysCloudが日本に進出することで、特に企業や教育機関に向けたセキュリティやコンプライアンスのニーズに応えることが期待されています。具体的なサービス内容としては、
- - SaaSデータのバックアップ
- - eDiscovery(電子情報開示)の管理
- - ランサムウェアからの復旧
- - データ・コンプライアンス遵守のためのソリューション
といった機能が挙げられます。これらの機能は、国内の法規制にもしっかりと適合しています。
日本法人設立の特長
新たに設立された日本法人では、ユーザーのデータを全て国内のAWS Japanで安全に保管します。これにより、コンプライアンスやデータ保護が求められる企業や教育機関にとっても安心して利用できる環境が整います。
便利で強力なバックアップ機能
SysCloudのバックアップ機能は、Microsoft 365やGoogle Workspace、Slackなどの主要なSaaSアプリケーションに対応しています。容量無制限のバックアップが可能で、ファイルの常時監視も行えます。また、これらのデータを一つのダッシュボードで管理できるため、ビジネスシーンでの効率化が期待できます。
SaaSのデータ保護、責任はユーザーに
一部のユーザーは、SaaSアプリケーションの方がデータ損失についての責任を完全に負うと考えがちです。しかし実際には「責任共有モデル」であり、データ損失に対してはユーザー側に責任があります。SysCloudは、誤操作やウイルス感染から素早くデータを復旧できる仕組みを提供します。
AI機能「Sky」の導入
SysCloudの日本向けサービスには、AIを活用したバックアップ管理機能「Sky」が予定されています。この機能の導入により、ユーザーは必要な情報を直感的に取得できるようになります。
本格的なサービス展開を期待
SysCloud社のCEOであるヴィジェイ・クリシュナ氏は、データ保護とサイバーセキュリティの重要性を強調しており、日本法人設立は社会貢献の一環とも位置付けています。また、稲嶺充毅社長は「日本に進出することで企業や教育機関が安全なデータ環境を手に入れる手助けをしたい」との意気込みを示しました。
私たちがデジタル社会で安全にデータを管理するための新たな選択肢として、SysCloudのサービスがどのように進化していくのか、今後の動向が非常に楽しみです。