女子大生の謎の死、復讐の幕開け
2024年8月31日、女性向けコミック『新月なんていらない』の先行配信がめちゃコミックにて開始されました。この作品は、エブリスタで開催された双葉社の女性向けコミック原作大賞で佳作を受賞した同名小説を、漫画家の時山はじめが描いたものです。初回はなんと77ページを一挙配信し、多くの読者の期待に応える内容となっています。
あらすじ
『新月なんていらない』のストーリーは、大学生の妹・莉子を入水自殺で失った兄・光が中心に描かれています。妹の死の真相を知らぬまま、光は彼女が亡くなった海に向かい、そこで今まさに自ら命を絶とうとしている少女・愛を見つけます。愛は妊娠中で、子供の父親に見捨てられた結果、自らの命を投げ出そうとしていたのです。光は衝動的に彼女を助け、自宅に連れ帰ります。
光は妹の死に深い疑念を抱き、遺留品の中に妹らしからぬものがあることに気付きます。そして愛を通じて、莉子が思いを寄せていた大学院生の真木という男性が彼女の死に関与しているのではないかと考え始めます。光は復讐のため、愛に結婚を申し込み、彼女が産んだ子供が成長する頃まで計画を温めます。
キャラクターたちの視点
この物語の魅力の一つは、捨てられた女性と捨てた男性、そしてその両者を拾った男の三者それぞれが物語の中心となる点です。愛と光、真木の立場が交錯することで、緊迫感のあるストーリーが展開されます。登場人物たちの心情や葛藤が丁寧に描かれ、読者を引き込む要素が満載です。
作画を手掛ける時山はじめ
本作の漫画を手がけた時山はじめは、2006年にデビューして以来、数々の人気作品を生み出してきました。彼女は宝塚観劇や柴犬を愛でることが趣味という一面を持ち、その独自の感性から生まれるキャラクターやストーリー展開に注目が集まっています。
めちゃコミックとエブリスタの連携
本作は、双葉社がエブリスタとタッグを組んで多くのオトナ女子向けコミックを発表していることからも、多様な魅力を持った作品の一つです。また、双葉社KoiYuiレーベルの人気作がめちゃコミックで早急に配信されることもポイントです。読者は、この新しいラブサスペンスを通じて心の葛藤や人間ドラマを体感することができるでしょう。
最後に
『新月なんていらない』は復讐と愛が交錯する物語で、女性読者の心をつかむ要素が詰まっています。今後の展開が楽しみなこの作品、ぜひスタートからその目で確かめてみてください。