ベンガルールの上水道拡張に向けて
インド南部に位置するベンガルールは、シリコンバレーと称されるほどの急成長を遂げている都市です。しかし、その迅速な経済発展は水供給の整備に追いついておらず、地域住民や企業の水需要が高まる中で、上水道の整備が急務となっています。
脅威となる水不足
現在のベンガルールの給水能力は1日あたり234万㎥です。しかし、現状の水需要はこれに対しておよそ1.4倍、さらには2031年には417万㎥に達すると予想されています。このギャップを埋める必要があるため、州政府は、JICA(国際協力機構)の支援を受けて、50万㎥/日の給水能力を確保するための施設整備プロジェクトを計画しています。
JICAとの連携
今回、当社グループは他の企業と共同でこの事業の準備調査を受注しました。具体的には、ベンガルール都市圏における上水道拡張計画の実現可能性を探るとともに、実施に必要な技術的・経済的・環境社会的条件を整備することが主な目的です。この調査は2026年3月から2027年2月までの約1年間で行われる予定です。
事業の詳細
当業務は、以下のような内容で構成されています:
- - 事業背景や必要性の調査
- - 水需要予測と水資源の状況整理
- - 既存上水道施設の調査・分析
- - 自然条件や現地条件の調査
- - 概略設計(取水施設、浄水場、配送管など)
- - 施工計画書や調達計画の策定
- - 気候変動対策の検討
- - 運営・維持管理体制の確認
- - 用地取得や許認可の条件整理
- - 事業効果の評価
このような多岐にわたる調査を通じて、持続可能な水道サービスの確立を目指します。特に、気候変動への適応策やリスク評価も考慮され、より安全な水供給を実現するための基盤を築くことが期待されます。
SDGsへの貢献
当社では、インドをはじめとするグローバルサウス地域において水インフラの整備に携わってきた経験と技術力を活かして、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた取り組みを行っています。世界中で発生している水の問題を解決するため、積極的に活動を展開し、地域のニーズに応える水道インフラの整備を進めています。
今後、ベンガルールの水道インフラが整備されることで、地域全体の生活の質が向上し、経済成長につながることが期待されます。この事業が成功裏に進展することを願ってやみません。