アイヌ文様パーカーの魅力
2023-05-18 09:10:01

アイヌ文化を纏う新たなパーカーが登場!伝統を感じるアパレルの商品化に向けた挑戦

アパレルの新たな挑戦:アイヌ文様パーカー



最近、伝統的なアイヌ文化が現代ファッションに融合した新しいパーカーが登場しました。この「アイヌ文様パーカー」は、アイヌ民族が着用していた伝統衣装マタンプシを基にデザインされており、フードを被ると独特のアイヌ文様が現れます。これらの文様にはお守りや縁起物という意味合いもあるため、ただのファッションアイテムを超えた特別な価値を持っています。

そのデザインの背後には、直感的な魅力が強調されています。「この柄、好きかも。着るきっかけはそれだけでいい」とのコンセプトのもと、アイヌ文化へのリスペクトとともに、着る人自身の感性も大切にしています。このパーカーを取り入れることで、歴史ある民族文化の継承と発展に貢献する気持ちを持つことができます。

生産のこだわり:伝統と技術の融合



アイヌ文様を用いるには、細心の注意が必要です。それぞれの文様には著作権が存在し、文化的背景を尊重しながら生産を行う姿勢が求められます。「アイヌ・アート・プロジェクト」のメンバーである早坂賀道氏が監修を担当し、彼のデザインによってこのパーカーは形作られました。また、彼の妹である早坂ユカさんも監修に参加し、二人による伝統の織りなす一体感が感じられます。

早坂氏は、「俺らは今を生きている」と語り、現代の音楽と伝統を融合させていく重要性を説いています。このパーカーは、アイヌ文化の今を感じる一品であり、一歩踏み出すきっかけを与えるような存在です。

技術革新:プリント職人の挑戦



このパーカーのフード部分には横長のプリントが施されていますが、これは通常の印刷技術では困難な挑戦でした。実に50社以上のプリント業者に断られた後、希望を持って探し続けて出会ったのが株式会社エーディーピーのプリント職人です。彼らは手作業でシルクプリントを行い、三つのパーツに分割した版を利用して美しい仕上がりを実現しました。

ひとつひとつに込められた想い



また、アイヌ文化が生み出した手作業の良さを活かし、早坂賀道氏による手描きの仕上げと早坂ユカさんによる手彫りの木のビーズを使用しています。これにより、各パーカーにはその瞬間のインスピレーションが込められ、完全にユニークな商品が完成することになります。

クラウドファンディングでの挑戦



このプロジェクトは、クラウドファンディングプラットフォーム「Makuake」にて6月29日まで資金を募っています。目標達成後には、市販化に向けた準備が進められ、海外市場への展開も目指しています。

アイヌ文化に根ざしたこのパーカーを通じて、ファッションを楽しむだけではなく、伝統文化の尊重とその存続に寄与することができる新しい試みを多くの人々に届けることを願っています。興味のある方は、ぜひ次のリンクからプロジェクトをチェックしてみてください!

プロジェクトページ

企業情報

このプロジェクトは、北海道札幌市に拠点を置く株式会社アピアーズによって行われています。

会社情報

会社名
株式会社アピアーズ
住所
北海道札幌市中央区南十四条西8丁目5-40-505
電話番号
011-797-7889

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