シングル家庭の子供たちを対象にした「読み聞かせ」プロジェクト
岡山県の認定NPO法人オリーブの家は、シングル家庭の支援へ向けた新たな取り組みとして、「日本語・英語の読み聞かせ動画」を導入しました。このプロジェクトは、CosorenSupport株式会社から提供されたもので、主に夏休みに孤立しがちな子供たちへの支援を目的としています。
シングル家庭の子どもたちを支援
オリーブの家は、DVや貧困によるさまざまな状況にある母子家庭を支援する活動を続けています。特に、夏休み中は子供たちが孤立しやすく、本や宿題に取り組むことが難しくなる傾向があります。こうした背景を受けて、オリーブの家は教育の重要性を再認識し、「読み聞かせ動画」を活用することに決定しました。この取り組みは、ボランティアで参加する中高生たちが心を込めて制作したものです。
動画を通じて広がる「ことば」の世界
この動画は、日本語と英語のバリエーションがあり、子供たちに対して本や物語の楽しさを伝えるために設計されています。オリーブの家の理事長、山本礼知は、今の時代において「ことば」を育てる支援の必要性を痛感しています。震災や生活環境の変化、さらにはスマートフォンの普及により、対話や読書の機会は減っていると指摘します。これに対抗するために、オリーブの家は「子どもの'ことば'が危ない」というボランティア活動にも取り組んでいます。
子どもたちへの支援の意義
提供を受けたCosorenSupport株式会社の代表、奥田美保氏は、「教育は大人が子どもに渡せる唯一の財産」と語ります。彼女は、女性が経済的に自立し、子供に安定した学びの環境を提供できるようにサポートしたいと考えており、その一環としてこの「読み聞かせ動画」を通じて、子供たちに美しい日本語や英語に触れる体験を届けることを目指しています。
クラウドファンディングへの支援も募集中
また、オリーブの家では、DV被害を受けた母子とそのペットが安心して過ごせる「シェルター改修プロジェクト」のためのクラウドファンディングも行っています。残り9日で、既に目標の85%に達しており、更なる支援を呼びかけています。この取り組みに対する関心と支援が、より多くの子供たちの未来を明るくすることにつながります。
まとめ
オリーブの家とCosorenSupportが手を組むことで、シングル家庭の子供たちへ新しい学びの機会を提供できることを期待しています。このような取り組みが、読書や言葉への興味を引き出し、未来を明るくする一助となることを願っています。