育児と仕事を両立するマナラ化粧品の先進的制度とは

家事を気にせず育児を楽しむ人たち

マナラ化粧品を手がける株式会社ランクアップは、東京都中央区銀座に本社を構え、育児と仕事の両立を実現するための新たな制度を導入しています。この会社は2014年に東京都のワークライフバランス育児介護部門で認定を受け、通販業界では初の栄誉を手にしました。社員の多くが女性で、特にワーキングマザーが多い環境の中で、業績は顕著に向上しています。

社員が心身ともに健康でいるための制度

ランクアップでは、社員のモチベーションを高めるために、さまざまな工夫が凝らされています。特に注目すべきは「30分早く帰っていいよ」制度です。定時の17時30分に対し、社員は実質17時に退社することが許可されています。この制度により、わずかな残業がなくなり、育児を抱える社員にとっても心理的な負担が軽減されました。育児短時間勤務を行う社員との勤務時間の差も縮まりつつあります。

また、育児に一層配慮した「スーパー時短制度」も導入されています。この制度では、ワーキングマザーの悩みを解決することを目指し、ランチ休憩なしの6時間勤務で14時30分に退社が可能となりました。これにより、保育園の用事や小さいお子さんの通院など、育児と仕事の両立がよりスムーズに行えるようになっています。

さらに、全社員が参加できる「妊婦ヨガストレッチ教室」を設けており、この取り組みはNHKでも取り上げられました。お腹が大きくなるに従い、様々な身体的な不調に悩まされる妊婦さんたちへのサポートも行っています。

育児と家事の両立についての講演

1月29日には、代表取締役の岩崎裕美子が国際フォーラムで「家事なんてしなくても大丈夫！手抜き家事で育児と両立」というテーマで講演を行い、社員に向けて日常の中での心構えや、家事に対する問いかけを行いました。「家が汚れていてもいいじゃない。ご飯がお惣菜でもいいじゃない」のメッセージは、多くの参加者の心に響き、立ち見が出るほどの盛況を博しました。

岩崎は、自身が以前働いていた広告代理店での経験から女性の働きやすさの重要性を痛感し、独立した際には女性が職をあきらめることのない会社を目指すと決心しました。その結果、ランクアップでは女性の活用にこだわり、今回の認定が果たされたのです。