水中ドローンの進化を体感！Japan Drone 2019の見どころと受賞の軌跡

日本で最大規模を誇るドローン専門展示会「Japan Drone 2019」が、幕張メッセで開催されました。昨年よりも遥かに多くの来場者を迎え、14,861名が訪れました。また、出展者数も222社に増加し、ドローン産業の成長が伺えます。注目を集めたのは、水中ドローンの新たな可能性を提案する企業、株式会社スペースワンです。

注目の水中ドローンGLADIUS mini

この展示会でスペースワンが出展したのは、Chansing-Innovation社（潜行科技）が開発した水中ドローン「GLADIUS mini」です。水中ドローンはまだ多くの人に認知されていない分野ですが、今回のイベントではその魅力と高性能を直接体験する機会が設けられました。来場者は実際に水中ドローンを操縦し、その利便性を実感しました。展示ブースではモニターを使った製品説明とともに、大型プールでの操縦体験会が行われ、参加者からは「操作が簡単で面白かった」「新しい水中の世界を体感できた」と多くの感想が寄せられました。

受賞歴とその意義

GLADIUS miniは、最優秀賞を受賞した「Best Of Japan Drone Award 2019」に輝き、その人気は高まり続けています。さらに、オーディエンスアワードも受賞し、来場者の多くから支持を受けたことが評価されました。この受賞は、ドローン業界におけるGLADIUS miniの地位を確立する要因となるでしょう。

デザインへの評価

2019年度のレッドドットデザイン賞も受賞しており、5,500点以上の応募の中から「卓越したデザイン」と認められました。デザインだけでなく、機能性や品質も高く評価されています。

水中ドローン活用の未来

水中ドローンは様々な業種で活用が期待されています。例えば、護岸や湖水、河川の調査、海底調査など、幅広い調査活動に使用されるようになるでしょう。また、水難事故の捜索や生態系調査、船舶の点検など、その利活用の可能性は多岐にわたります。GLADIUS miniの導入によって、やがて日本の水産業の発展に貢献できる日が来ることを期待しています。

水中ドローンの普及活動

今後、GLADIUSは地方の大学や企業との協力を強化し、全国における水中ドローンの普及に努めていきます。また、人材育成のための「GLADIUS CAMP」も開催され、ドローンのテクニカルなスキルを持った操縦者の育成を目指します。

水中ドローンは、単なる機械にとどまらず、新たなビジネスの可能性を秘めた存在です。日本が海洋国家としての地位を保つためにも、水中ドローンの普及と活用が必要不可欠です。未来の「水中ドローン戦国時代」に向け、私たちはその進展を見守り続けることが重要です。