イーアイアイ、AI火災検知システムで特別賞を受賞
株式会社イーアイアイは、リチウムイオン電池(LiB)の火災対策を実現するAI火災検知システム『SparkEye®』によって、第9回「インフラメンテナンス大賞」において「環境省特別賞」を受賞しました。本記事では、受賞の背景や「SparkEye®」の技術的な特徴、さらには今後の展望について詳しく解説します。
LiB火災対策の重要性
リチウムイオン電池は、様々な電子機器や電動車両に広く使用されている一方で、廃棄物処理施設やリサイクル工場では、LiBの混入による火災が頻繁に発生しています。これに伴い、火災の早期発見と延焼防止が急務となっています。イーアイアイの『SparkEye®』は、そうした課題に対応するために開発された画期的なシステムです。
SparkEye®の技術
『SparkEye®』は、画像認識AIを駆使し、カメラ映像から火花や火炎を最短0.05秒で検知します。アラートを発報し、自動散水システムとの連携も可能で、火災発生や延焼リスクを大幅に低減する支援を行います。特に、ガラスやアクリル越しの設置にも対応し、破砕機周辺やベルトコンベア上など、危険度の高いエリアでの監視に適しています。さらに、検知したデータは可視化され、現場での分析や再発防止に役立てられています。
これまでに、全国の民間企業や自治体の廃棄物処理施設において、40台以上の『SparkEye®』が導入されており、その効果が実証されています。
今後の技術開発
イーアイアイは、さらなる技術の進化を目指して、SaaS型のAI火災検知プラットフォームの開発に取り組んでいます。このプラットフォームは、各拠点の検知ノードを一元管理でき、遠隔から状況確認や設定変更が可能です。2026年にはリリースを予定しており、各拠点の監視カメラや感度調整、非検知エリアの設定などを簡単に管理できるようになります。
また、各種環境省や地方自治体が提供する補助制度を利用することで、導入費用の負担を軽減する支援も行っています。
受賞式の詳細
「インフラメンテナンス大賞」の受賞式は2026年1月21日に中央合同庁舎で行われます。この賞は、社会資本のメンテナンス分野における優れた取り組みを表彰するもので、『SparkEye®』の評価が広く認知されることを期待しています。
まとめ
イーアイアイの『SparkEye®』は、リチウムイオン電池による火災事故を未然に防ぐための最前線で活躍しています。AI技術を駆使したこのシステムは、今後の環境・エネルギー分野における重要な要素となること間違いありません。自社の出発点として2018年から技術開発を続け、DEEP TECH企業として社会の安全性向上に貢献していく姿勢には、今後も注目が集まります。
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