マブチモーター、エスプールブルードットグリーンとの協力でサステナビリティを加速
マブチモーター株式会社は、小型直流モーターの製造・販売を手掛けており、特にサステナビリティの重要性を認識し、経営理念に積極的に取り入れています。一方で、排出量算定に関する不安も抱えていました。そこで、同社は株式会社エスプールブルードットグリーンに支援を依頼し、専門的なアドバイスを受けることにしました。
サステナビリティへの意欲と課題
マブチモーターの経営理念は「国際社会への貢献とその継続的拡大」です。この理念のもと、同社は76年にわたる歴史を持ち、その中で海外進出や品質の向上を図ってきました。現在、モーター販売の約90%を海外が占める中で、戦略的に「世界5極事業体制」を確立しています。このような背景から、サステナビリティの考えは既に根付いていますが、人材のスキルに関しては未だ充実していないという現実も存在していました。
エスプールブルードットグリーンとの出会い
マブチモーターの経営企画本部から担当する竹中様は、専門的な支援の必要性を強く感じていました。「エスプールブルードットグリーンを選んだ理由は、状況を理解し最適な提案をしてくれたからです」と語ります。まずはTCFD開示のサポートを受け、その後はライフサイクルアセスメント(LCA)の算定を依頼しました。これにより、既存の算定方法に対する不安感が大きく減少しました。
柔軟かつ具体的なサポート
品質保証本部の寺嶋様は、エスプールブルードットグリーンから受けた支援について「プロセスが詳細に明示され、柔軟にサポートしてもらえる点が魅力でした」と振り返ります。たとえば、TCFD開示の支援では、「○日までに××部門からこの情報を入手してください」と具体的な行動レベルでの提案を受け、LCA算定では、「まずはライフサイクルフローを書きましょう」と現状を整理することからスタートしました。このプロセスを通じて、企業の現状が明確化され、今後の方向性を理解する助けになったのです。
顧客とのコミュニケーションの向上
導入したサポートの成果として、顧客からの質問に対してスムーズに対応できるようになったことが挙げられます。「CFPに関する質問にも、培った知識を活かして迅速に回答できるようになりました」と竹中様。顧客に対しても、実際のサステナビリティへの取り組みが進んでいることを示す印象を与えることができたといいます。
未来へ向けた展望
マブチモーターでは、サステナビリティの指標を「未だ財務的に貢献していないが将来的な業績に寄与する指標」と位置づけ、今後も戦略的に対応を進める考えです。「製品を通じて社会課題を解決することが重要です。全社一丸となって、サステナビリティに向けた取り組みを加速させたい」と竹中様は意気込みを語っています。
企業についての詳細
マブチモーターは、1964年から国際市場に展開し、現在に至るまで安定した品質と技術力を提供しています。エスプールブルードットグリーンは、環境経営支援に特化したコンサルティング会社で、サステナビリティに関する知識の提供と実務的なサポートを行っています。詳しくは両社の公式ウェブサイトを訪問してください。