暴動クラブが魅せた夢のロックナイト恵比寿満員の熱狂

暴動クラブが魅せた夢のロックナイト

4月22日、恵比寿リキッドルームで開催された暴動クラブのワンマンライブ「暴動集会・第二回」が、平日にも関わらず満員のフロアで大盛況を迎えました。特に印象的なのは、昨年のクアトロワンマンに比べて若い観客が急増し、彼らのエネルギーが会場を揺らしていたことです。

ライブは伝説の博多ロックバンド、サンハウスの名曲「LEMON TEA」のカバーで幕を開けました。この21歳のロックンロールバンドは、90分にわたるパフォーマンスで、観客を夢中にさせる素晴らしいショーを展開しました。その中で、全22曲のうちなんと8曲がカバー曲という贅沢なセットリストとなっていました。

カバー曲では、ビートルズの「ツイスト・アンド・シャウト」やストーンズの「タイム・イズ・オン・マイ・サイド」といった有名な名曲が披露され、日本で忌野清志郎が歌い上げた「デイドリーム・ビリーバー」にも観客は熱くなりました。さらには、RCサクセションの「つ・き・あ・い・た・い」、サディスティック・ミカ・バンドの「タイムマシンにおねがい」など、世代を超えて愛される楽曲の数々が、その場の空気を作り上げていきました。

オリジナル曲の魅力も満載

もちろん、暴動クラブのオリジナル曲も素晴らしく、本編のクライマックスには「ロケッツ」「欲望」「Born to Kill」「止められない」の4曲が続けて演奏され、観客は一斉に盛り上がりました。まるで武道館のような雰囲気の中、最後のアンコール曲「シニカル・ベイビー」では、全ての観客がロックンロールの魅力を再確認する瞬間が訪れました。

この日、特に注目されたのが新曲の初披露でした。「LOVE GENERATOR」はハードなドライビングビートが印象的で、後半の起爆剤となりました。また、急遽追加された「ダリア」はリズム＆ブギの楽しさを感じさせるバンドらしい一曲でした。まさに未来からやってきたような新鮮なロックンロールの音が、観客の心を捉え離しません。

これからの予定

暴動クラブの活動はこれにとどまらず、今週末にはARABAKI ROCK FEST 2025に2年連続で出演。また6月8日からはLINECUBE SHIBUYAでRED WARRIORSとのツーマン・ツアーが開始されます。彼らのロックンロールの物語はまだ続き、リキッドルームで感じた夢が現実になる日も、そう遠くない未来かもしれません。