アロマテラピー導入で従業員の健康をサポートする企業の取り組み
名古屋に本社を構える株式会社セントラル防災では、従業員の心身の健康を大切に考え、アロマテラピーを導入しました。この取り組みは、昨年の社内アンケートで浮かび上がった小さな不調を抱える声を受けて実施されたものです。低気圧での頭痛やPMS、心の不調や慢性的なデスクワークによる疲弊感など、日々の業務の中で、何気なく我慢していることが多いのではないでしょうか。
社員のための「香りの選択肢」
導入されたアロマテラピー制度では、総務スタッフが選んだ6種類の国産アロマオイルが用意されています。これらのアロマオイルは、体調や気分に合わせて自由に使用できるため、従業員は香りを楽しむことでリフレッシュできるのです。香りの選択肢を用意することで、日常的なストレスの緩和に役立つことが期待されています。
また、各アロマオイルには、香りの種類や産地、そして心身への効能が記載されたカードが添えられています。これにより従業員が自分に合った香りを見つけやすく、オフィス内でのちょっとしたコミュニケーションのきっかけにもなっています。
Hayaフレグランスデザイナー中村様との協力
このアロマテラピー制度の実現には、Hayaフレグランスデザイナーの中村紋佳様の協力が不可欠でした。中村様はホテル女将としておもてなしの経験を積んだ後、香りとの出会いを通じて自ら素材を厳選し、調香を手掛けています。彼女の知識と経験を得て、より質の高いアロマオイルを従業員に提供することができました。
中村様は現在、日本の香りの魅力を発信し、「47都道府県の香りをつくるプロジェクト」を進行しており、自社ブランドの展開やOEM、講座開催を通じて、多様な香りの提案を行っています。
企業理念を体現する取り組み
株式会社セントラル防災は1987年の創業以来、消防用設備点検など防災事業に力を注いできた企業です。「ヒトと建物の未来を守る」という目標のもと、建築基準法や消防法に則った安全な業務を行ってきましたが、今回のアロマテラピー導入は、企業成長に向けた新たな一手でもあります。
アロマテラピーを通じて従業員が健康を実感できる環境づくりは、企業全体の生産性やコミュニケーションの向上にも寄与することでしょう。今後も、セントラル防災は従業員が心身ともに健康で働きやすい環境を追求していく姿勢を堅持していくと考えています。
まとめ
企業の取り組みは、従業員一人一人の健康を大事にする第一歩です。アロマテラピーは、ただのリラクゼーションだけでなく、心身の不調を和らげるための有効なツールとなります。セントラル防災のように、前向きに新しい試みに挑戦する企業は、今後さらに期待が寄せられることでしょう。