次世代のAI外観検査装置がMETAL JAPANに登場
株式会社HACARUS(ハカルス)は、2024年10月29日から幕張メッセで開催される「METAL JAPAN」に出展し、円筒形金属部品向けのAI外観検査装置を初めて公開します。この新しいシステムの発表は、製造現場における品質管理体制の強化を目指すものです。
HACARUSのビジョンと新製品の紹介
HACARUSは、『未来を造る人に 次世代の「はかる」を』というミッションを掲げ、少ないデータで抜本的な問題解決を実現するAIソリューションを提唱しています。特に、製造業におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進に力を入れており、この度展示予定のAI外観検査装置もその一環です。
円筒形金属部品の内面と外面を同時に検査できるこの装置は、技術連携をしているヴィスコ・テクノロジーズ株式会社の画像処理技術と組み合わさっています。これにより、高精度の検査が可能になり、さまざまな検査ニーズに応じた柔軟な運用が実現します。
METAL JAPANの概要と出展内容
METAL JAPANは、高機能金属に特化した商談展であり、金属材料やリサイクル技術、検査機器が集結する場です。HACARUSのブースでは、ヴィスコの「VTV-9000シリーズ」とハカルスの「HACARUS Check AIソフトウェア」を組み合わせたハイブリッド検査システムをデモし、具体的な活用シーンを実演します。
また、ファナック株式会社の協働ロボットと連携した「HACARUS Check for FANUC CRXシリーズ」も出展予定です。これにより、自動化された外観検査の実例を紹介し、高効率な生産現場の実現に向けたヒントが得られることでしょう。
HACARUSの技術的背景と今後の展望
HACARUSは、これまでの経験と独自技術を生かし、製造業におけるスマートファクトリー化を促進しています。AI外観検査システム「HACARUS Check」シリーズは、特に製造業界での導入が進んでおり、今回の展示ではその進化形を披露します。製品の設計には、少量の良品を元に高速で学習する仕組みが組み込まれており、顧客のニーズに応える柔軟性も兼ね備えています。
ユースケースの紹介
具体的なユースケースとしては、円筒形金属部品の内外面同時検査や、自動車部品の360°検査などが挙げられます。このように、多様な検査ニーズに対応できるため、製造現場での活用が期待されています。
出展詳細
- - 名称: 第11回 高機能金属展 METAL JAPAN
- - 主催: RX Japan株式会社
- - 会期: 2024年10月29日(火)~31日(木) 10:00~18:00(最終日のみ17:00終了)
- - 会場: 幕張メッセ
- - 小間番号: 14-48
- - 事前来場登録: こちら
- - 公式ページ: こちら
HACARUSの出展は、製造現場におけるAI技術の適用とそれによる効率的な生産方式を示す重要な機会といえるでしょう。業界関係者は、このチャンスを利用して最新技術を体験してください。