独立出版者エキスポの開催に向けて
2026年1月18日と19日、東京代官山で初めて「独立出版者エキスポ」が開催されます。このイベントは、全国各地で独自の出版社や出版レーベルを運営する発行責任者が一堂に会し、自社の書籍やZINE(同人誌)を積極的にアピールするためのブックフェアです。この新しい形式のイベントには、一般の読者と書店の関係者がともに参加できる特別な機会が用意されています。
独立出版者エキスポが必要な理由
私たちが独立出版者エキスポを立ち上げる理由は、2025年に出版流通が大きく変わりつつある現状に対応するためです。昨今、ZINE のブームが広まり、有名チェーンの書店でもZINEの直接取引が増えてきました。このような背景の中、小規模な出版社にはまだまだ認知度が低く、作品が読者の手に届きにくい状況が続いています。
今の出版業界は不透明な時代にあり、私たちのような中小出版社にとって、認知度を高めることが必要不可欠です。このエキスポは、面白い本を求める読者、興味のある書店、そして才能ある出版者が一堂に会する場を創出します。この交流が新たなチャンスを生み出し、地域の出版文化に貢献することを目指しています。
タイムテーブルと参加予定者
独立出版者エキスポは、一般の来場者と書店関係者のためにそれぞれ異なるプログラムを用意しています。初日の18日(日)は、一般来場者を主な対象とした交流会が行われ、読者は出版物と直接触れ合う機会があります。19日(月)は商談日とし、書店関係者が新刊の紹介や販促に関する相談を行う場が設けられています。
このイベントには、ambooksやエディトリアル・デパートメント、百万年書房など31社の独立版元が参加予定です。
出会いと未来
独立出版者エキスポは、単なるブックフェアに留まらず、出版者同士が直接意見交換や情報共有を行う場でもあります。未来の独立書店経営者を目指す人々にも参加を呼びかけており、書店と出版者の連携を強化する絶好の機会です。
この二日間を通じて、私たちは互いに刺激を受け、共に成長し、未来の出版文化を築いていくことを目指しています。このイベントへの関心を持たれる方には是非、参加をご検討いただきたいと思います。さあ、代官山で新たな発見を求める旅に出かけましょう。