株式会社ユニオンシンクが島根県に新たな拠点を開設し地域活性化を図る

株式会社ユニオンシンク、島根県に新たな商品開発拠点を設立

医薬品および医療機器製造業を中心とした幅広い業界にサービスを提供する株式会社ユニオンシンクが、島根県松江市に新しい事業所を開設することが決まりました。これに先立ち、1月20日に島根県から立地計画認定書が交付され、県と松江市との間で事業所設立に関する覚書が調印されました。この覚書の締結により、ユニオンシンクは令和7年4月に島根オフィスを開設する予定です。開設後3年間で10名の雇用を目指し、地域のIT人材の育成と創出を通じて、島根県の活性化に貢献していく考えです。

事業計画の特徴

新設される事業所では、松江市における商品開発拠点として、新機能の開発や複数商品の同時開発を行い、開発のスピードを向上させることを目指します。さらに、AI技術や最先端の技術を活用して、新サービスのシステム開発にも取り組む予定です。

島根県はプログラミング言語「Ruby」の生産地として知られており、これまでのIT産業振興により、全国でも有数のIT立県となっています。そうした背景から、優れたIT人材が待望されており、ユニオンシンクは県外から戻ってくる学生や社会人に対しても、雇用機会を提供することを考えています。

島根オフィスの詳細

- 住所: 松江市西茶町40-1 ｅｎｕｎ（縁雲）スモールオフィスＧ
- 開業予定: 令和7年4月
- 事業内容: 自社開発パッケージソフトの商品開発、AI技術を活用した新サービスのシステム開発

地元の期待

島根県の丸山達也知事は、立地計画認定書の交付と覚書の調印を前向きに評価し、ウニオンシンクの開設が商品の質向上や新機能の開発に寄与することを期待しています。また、ITを学ぶ若者や、県外からUターンする人材の雇用も大いに期待されており、地元の定住促進にもつながるとしています。

松江市の上定昭仁市長もユニオンシンクの開設を歓迎し、特に医薬品・医療機器での実績がある同社に対して、地域IT業界の活性化にも貢献してほしいと述べています。市としても、制度を活用し支援していく意向を示しています。