共同研究の背景
株式会社セカンドハートは、「糖尿病患者の足を守り、足切断をゼロにする」ことを目指すヘルステック企業です。最近、京都大学とパートナーシップを結び、糖尿病性神経障害のスクリーニング技術に関する臨床研究を開始しました。この取り組みは、糖尿病に関連する疾患を早期発見し、重症化を防ぐことを目的としています。
研究契約の内容
この共同研究は、京都大学医学部附属病院にて実施され、研究のテーマは「デジタル振動覚計の臨床応用」についてです。特に、株式会社衣川製作所が製造した「デジタル音叉」という医療機器を使用し、糖尿病患者における末梢神経障害の定量的な評価を試みます。この医療機器は既に薬機法に基づいたクラスII医療機器として認証を受けています。研究責任者となる矢部大介教授は、糖尿病・内分泌・栄養内科学の専門家です。
糖尿病がもたらすリスク
国際糖尿病連盟(IDF)によると、世界中で20秒に1人が糖尿病による下肢切断を余儀なくされていると報告されています。さらに、その約80%が足潰瘍に起因しており、早期に末梢神経障害を発見することが極めて重要です。現状では多発末梢神経障害が問題視されていますが、神経伝導検査といった複雑な検査はスクリーニングには不向きです。
新しいスクリーニング方法の開発
今回の臨床研究では、より簡便で再現性の高いスクリーニング手法の確立を目指します。これが実用化されれば、プライマリケアの現場でも広く活用されることが可能になり、日本国内はもちろん、ASEAN諸国における糖尿病関連の足切断の一次予防に大きく寄与するでしょう。
研究の目的と展望
本研究で得られるデータは、糖尿病患者の神経障害スクリーニングの精度向上に役立てる計画です。日本国内外の医療機関や研究機関と連携を深め、糖尿病合併症の重症化予防に向けた医療インフラの構築を進めていく考えです。株式会社セカンドハートの代表取締役CEO、石田幸広氏は、「社会参加を継続できる未来をつくる」というビジョンの実現に向けた大きな一歩であると述べています。
会社の詳細
セカンドハートは、足病診療支援プラットフォーム「Steplife®」を展開しています。このプラットフォームは、末梢神経障害や足の病変の早期発見と診療支援を提供するために設計されています。日本国内での実証を進めながら、マレーシアをはじめとしたASEAN諸国での展開も積極的に推進しています。
お問い合わせ
株式会社セカンドハートへのお問い合わせは、メール
[email protected] または、公式ウェブサイトをご覧ください。新しい糖尿病研究によって、誰もが健康な足を持ち続けられる未来が期待されます。