高市早苗首相を讃えるミューラル壁画が青山に登場
2025年10月29日、東京青山のトーキョーミューラルスクエアに新たに誕生したミューラル(壁画)が注目を集めています。その主役は、第104代首相に選ばれた高市早苗さん。このプロジェクトは、アートカンパニーの株式会社OVER ALLsが手掛けており、彼女の歴史的な就任という記念すべき瞬間を、一つのアート作品として残す試みなのです。
壁画のタイトルは「GLASS SUPRA」。この作品は、高市首相が日本の政治史において初めて女性の首相として誕生したことを祝うものです。壁画には、高市首相の頭上から降り注ぐガラスのかけらが描かれており、それは社会の中で長い間語られてきた“見えない天井”に対する象徴とも捉えられます。彼女がこの社会の中で包囲されていた壁をいかに突き破り、新たな歴史を刻んだかが表現されています。
「GLASS SUPRA」は、高市首相の偉業を称賛すると同時に、女性の地位向上や社会的な変革の可能性を反映した力強いメッセージを持っています。今後もトーキョーミューラルスクエアは、アートの力を用いて報道を行い、時事ネタを壁画によって視覚化していく方針です。
トーキョーミューラルスクエアの魅力
トーキョーミューラルスクエアは、外苑前交差点の中心にあるOVER ALLsの本社ビルの外壁を利用しています。ミューラル専用の壁を持ち、毎月話題のトピックや人物をテーマにした新しい壁画が制作されていくという試みです。これは、ニューヨークのタイムズスクエアを彷彿とさせるメディア的な役割を果たしています。
過去には、トランプ大統領や漫画家の鳥山明氏、タモリさんなど、多様なテーマで壁画制作が行われてきました。アートを通じて政治や文化を考える機会を提供するこの取り組みは、多くの人々にインスピレーションを与えることでしょう。
企業としてのOVER ALLs
株式会社OVER ALLsは、東京都港区に本社を構え、アートを通じて社会にメッセージを届けることを目的とした企業です。代表の赤澤岳人氏を中心に、画家の山本勇気氏がメインアーティストとして活動しています。彼は「ART BATTLE JAPAN 2018」のチャンピオンでもあり、アートを通じて人々の表現を促進する取り組みを続けています。制作過程では、依頼者との密なコミュニケーションを通じて、その歴史や思いを反映した作品を生み出しています。
代表作には、エスコンフィールドHOKKAIDOに描かれたダルビッシュ有投手や大谷翔平選手の壁画、福島県双葉町のアート地区での住民の顔を描いた作品などがあります。メディア出演も多く行い、様々なプラットフォームでその実績が紹介されています。
ミューラル壁画は、説明が難しい歴史や社会問題を視覚的に提示し、そこから対話を生むための力強いツールとして今後も重要な役割を果たすことでしょう。高市早苗首相の壁画は、その象徴的な例として、見る人すべてに新たな視点をもたらしてくれる作品となっています。