海中の美と生命
2025-08-28 19:19:20

美術家・彫刻家の伊東昭義が捉えた海中の美と生命

深い海の魅力を伝える『奇跡の海物語』



2023年8月20日、伊東昭義の最新刊『奇跡の海物語』が刊行されました。この本は、深いブルーに包まれた海底世界における生命と色彩の交響曲を、その写真と文章を通じて表現しています。歴史ある美術家であり、彫刻家でもある伊東の独自の視点が光る作品集です。

独自の視点で捉えた海中の美



伊東昭義は、「海中の色彩の発見者」として知られています。幼少期から沖縄のサンゴ礁に感銘を受け、40年以上にわたり海の世界と関わってきました。本書には、彼がこれまでに撮影した美しい水中の写真が120点以上掲載されています。これらの写真は、豊かな色彩やエネルギーに満ちた自然の迫力を伝えるもので、見る者に生命への畏敬の念を抱かせます。

作品は、アメリカのスミソニアン美術館やフランスのポルトドレ宮殿美術館など、国内外の美術館でも展示され、国際的にも高い評価を受けています。海面を巨大なレンズに例え、太陽の光が水面に引き寄せられることで生まれる不思議な空間を描いた作品は、観る者に強い印象を与えます。

色彩豊かな海の仲間たち



本書には、沖縄や伊豆、タイ、フィリピンなど、世界各地の色とりどりな魚たちが登場します。特にカクレクマノミや華やかなサンゴ礁が連なり、ページをめくるごとに新たな発見が待っています。魚たちの表情がリアルに感じられ、彼らがまるでこちらを見つめ返してくるような奇跡の瞬間を捉えています。

伊東自身も「魚たちはこちらをじっと見ていますね」と語るように、彼の作品は見る者との対話が生まれる構図になっています。魚たちの目は生き生きとし、心に何かを訴えかけてくるようです。

親子で楽しむ海底探検の冒険



『奇跡の海物語』は、小学校高学年向けに開発されており、ルビが付いているため、子供たちでも楽しんで読むことができます。これを通じて、声に出して読むことで五感を元気にしながら、海の仲間たちとの心のつながりを深めてもらいたいという思いがあります。伊東の温かいストーリーは、家族で楽しむことができ、自然への興味を育む手助けとなるでしょう。

伊東の活動は美術の枠を超え、幼児教育の分野にも及びます。彼は「幼児体育」の創始者としても知られ、40年以上にわたり日本の子どもたちの心身の発育に貢献してきました。こうした教育思想が、彼の作品にも反映されています。

商品情報



  • - 書名: 奇跡の海物語伊東昭義
  • - 対象: 美術全般・生物科学
  • - 発売日: 2025年8月20日
  • - 定価: 3,960円(税込)
  • - 著者: 伊東昭義
  • - 発行企業: 株式会社求龍堂
  • - 主な仕様: 並製本、カバー帯付き、B5変型(257×188ミリ)、252ページ、図版点数123点

この本を通じて、命の大切さや自然とのつながりを再認識し、身近な海の魅力を感じてもらえることを願っています。これからも伊東昭義の独自の視点で描かれる海中の美が、多くの人々に感動を与えてくれることでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社求龍堂
住所
東京都千代田区紀尾井町3-23文藝春秋ビル新館1階
電話番号
03-3239-3381

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