アメリカのテクノロジー企業Dialpad, Inc.が日本市場への本格的な展開を発表しました。同社は、Aiを搭載した顧客コミュニケーションプラットフォームを提供し、それにより日本企業の業務の効率化を図ります。特に、新たに導入された「Ai要約」および「Ai文字起こし」機能が注目されています。
このAi要約機能は、通話の後に包括的な通話サマリーを自動生成することが特長です。これにより、スタッフは通話後のログ作成にかかる時間を50%以上短縮することができ、ログのフォーマットも標準化されます。重要な会話内容やアクションアイテム、顧客の反応が確実に記録されるため、業務の流れをスムーズにします。また、主要なCRMツールともシームレスに連携され、データの更新も自動化されるため、業務の効率が跳ね上がることが期待されています。
一方で、Ai文字起こし機能は、リアルタイムで通話内容をテキスト化できる画期的なシステムです。この機能を活用することで、スタッフは手書きのメモを取る必要がなくなり、顧客との対話により集中することが可能になります。さらに、管理者は会話の内容を妨げずにモニタリングし、全てのやり取りは即座に検索可能です。これにより、コンプライアンスやトレーニングの目的にも利用でき、ビジネス上の貴重なインサイトを引き出す助けになります。
この最新のAi機能は、Dialpadのアーリーアダプタープログラム (EAP) に参加している60社以上の国内企業でも先行導入されており、実証済みの成果が得られています。「DialpadのAi機能によって業務が根本的に変わりました。」と、ある企業の担当者は話します。電話の対応ログにかかる時間が半分以下に短縮されたことにより、品質管理も強化されているとのことです。
Dialpadの創業者であるCraig Walker氏は、日本市場についても言及し、「テクノロジーとカスタマーサービスの2つの分野で日本は世界をリードしています。だからこそ、DialpadのAi機能はこの市場に最適だと確信しています。」とコメントしています。日本企業の成長を後押しするために、リアルタイムで活用できる実用的なインサイトを提供できることに意欲を見せました。
さらに、Dialpadは、先行して米国市場で成功を収めた「Dialpad Meetings」及びインターネットFAX機能を2025年中に日本で提供予定です。Dialpad Meetingsは高い信頼性と操作性を兼ね備え、他の機能ともスムーズに統合されることが期待されます。また、インターネットFAX機能は、アプリケーション内でFAXの送受信を可能にします。
今後の展望として、Dialpadは日本市場向けに自動化機能やプラットフォーム連携の強化、新しいコラボレーションツールを順次展開していく方針です。アーリーアダプタープログラムへの参加やDialpadに関する詳細は、Dialpadの公式サイトやヘルプセンターで確認できます。
Dialpadは、顧客とのつながりを深める機会を提供し、これまでに多くの企業がそのAi機能を活用して優れた顧客体験の実現に成功しています。今後も更なる発展を期待し、ぜひ注目していきたい企業の一つです。