西寺公園秋祭り
2022-11-23 14:18:45

「わくわくどきどき西寺公園秋祭り」で感じる子ども食堂の大切さと地域の絆

2023年秋、京都市南区の西寺公園で開催された「わくわくどきどき西寺公園秋祭り」には、約3000名もの来場者が訪れました。このイベントの中でも特に注目を集めたのが「子ども食堂」ブースでした。約2000名のお子さんとその保護者がブースを訪れ、カレーライスやおでんを楽しみ、さらにスタンプラリーやマグロの解体ショーといったアクティビティを体験しました。

来場者からは「友達とたくさん遊べて楽しい!」や「久しぶりにお祭りに参加できて親も子も嬉しい」といった嬉しいコメントが多く寄せられ、楽しい時間が共有されていたことが伺えます。子どもたちが笑顔で遊ぶ姿は、地域の温かさや絆を象徴する光景でした。

また、別のブースでは「まちライブラリー」が紹介され、2019年から活動を開始したこの場所では、本を通じて人と人がつながる体験ができます。利用者からは「誰でも参加できるのがおもしろい」との感想があり、地域住民からの期待が感じられました。さらに「フードバンク」のブースでは、規格外品の食品を無料で提供し、地域のつながりを感じる取り組みが行われました。

この秋祭りは、地域の子どもたちやその保護者の孤立を防ぐ活動をしている特定非営利活動法人happinessが主催する「ハピネス子ども食堂」の意義を再認識させるものでした。ハピネス子ども食堂は、子どもたちが安心して過ごせる“居場所”を提供し、地域の絆を深める役割を果たしています。子どもたちが健やかに育ち、保護者が安心して子育てをできる社会づくりを目指しています。

ハピネス子ども食堂の設立は2016年に遡り、京都市役所が申請した子ども第三の居場所モデルの一環です。幼児から高校生までを対象に、社会的な課題を抱える子どもや保護者の孤立を防ぐことを目的としています。2021年からは日本財団の助成を受けながら地域に根付いた活動を続けており、現在として60名の子どもたちが利用しています。

この子ども食堂の活動は、毎週月曜日と水曜日の17時から20時まで開かれ、利用は無料です(大人は300円)。施設内はフリー(多目的)スペースやキッチンを備えており、保護者や家族も相談できる環境が整えられています。常時10名程度のスタッフが配置され、子育てや教育に関する経験を持つ専門家たちが支援を行っています。

今後もハピネス子ども食堂は地域におけるコミュニティの形成や子どもたちの健全な成長に寄与する活動を展開し、孤立を防ぐために努めていくでしょう。このような取り組みを通じて、地域全体が子どもたちを育む環境を整えることが必要です。

会社情報

会社名
特定非営利活動法人happiness
住所
京都府京都市南区唐橋川久保町1-20
電話番号
050-5218-9179

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