『肩書きに頼らないリーダーシップ 自走するチームのつくり方』
2026年6月29日、扶桑社から出版された大野真徳氏の著書『肩書きに頼らないリーダーシップ 自走するチームのつくり方』は、現代のチームワークのあり方を再考させる一冊です。特に、さまざまな立場の人々が集まり、実際に協力し合う現代の職場環境において、権限や肩書きに頼るのではなく、メンバー一人ひとりの自発的な行動を促すことが重要であると指摘します。
著者の大野氏は、JBNインターナショナル株式会社の代表取締役およびBNIジャパンのナショナルディレクターとして活動しており、全国に広がる398のチャプターを通じて多くの経営者や事業主が協力し合うためのノウハウを提供しています(2026年8月時点)。
組織の現状と課題
現代の働き方では、役職や年齢を超えた上司と部下の関係がしばしば無視され、メンバー同士の協力が重要な要素となっています。パーソルキャリアの調査によると、上司の約70%が部下の主体性を引き出すことに悩んでおり、部下が上司に求めるものの最優先が「心理的安全性」であると答えています。このことからも、単に指示を出すだけではなく、安全で安心な環境を整えることが、メンバーの自主性を促進するために不可欠であることが明らかです。
本書の内容
本書では、肩書きや権限に依存しないリーダーシップの重要性が説かれています。大野氏は、実際に指導を行ったBNIのメンバーからのフィードバックをもとに、効果的な「任せ方」や信頼関係の形成について詳述しています。また、失敗を学びに変える手法や、組織が危機に直面した際の対処法も解説されており、さまざまな状況におけるリーダーの役割が示されています。
例えば、ある生花店の経営者は、BNIの活動を通じて売上向上だけに焦点を当てた運営から、より人を活かす事業への発展を遂げました。このような実例は、理論だけではなく、実践的なノウハウを体現するものです。
リーダーシップの再定義
大野氏は、リーダーシップは特別な才能に依存するものではなく、誰もが学べる技術であると主張します。肩書きがなくても、メンバーとのエンゲージメントを深め、効果的なチームを築くことは可能です。これは特に、異なる職場やコミュニティでの協同作業においてむしろ重要であり、各自の役割を理解し、他者の意見に耳を傾け、信頼関係を築くことが求められます。
まとめ
本書は、リーダーとしてのあり方だけでなく、現代におけるチームの本質を理解するためのガイドブックです。メンバーの主体性を引き出し、成果を上げるための具体的な方法論が豊富に盛り込まれており、全てのリーダーやチームメンバーにとっての必読書として位置づけられています。大野氏の経験と知見が詰まったこの本を通じて、より良いチームを構築するためのヒントを得ていただければと思います。
著書情報:
- - 書名:『肩書きに頼らないリーダーシップ 自走するチームのつくり方』
- - 著者:大野真徳
- - 出版社:扶桑社
- - 発売日:2026年6月29日
- - 価格:1,650円(税込)
- - ページ数:208ページ
- - ISBN:978-4-594-10320-0
- - 販売場所:Amazon、全国の書店、各電子書籍ストア
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