近藤麻理恵が語る新時代の女性活躍のかたちとは

2023年7月17日、神奈川県横浜市で開催された「女性の働き方・生き方フォーラム Raise Lifework 2023」で、著名な片づけコンサルタントの近藤麻理恵さんが登壇し、女性のキャリア形成についての講演を行いました。このフォーラムは、男女雇用機会均等法の施行から50年が経ち、現在さまざまな業界で活動する女性が増える中で、特に子育てとキャリアとの両立について考察する場となりました。

スピーチの背景と目的

1972年に施行された男女雇用機会均等法の影響もあり、今では多くの女性が職場で活躍するようになりました。しかしながら、2018年の調査によれば、出産を機に仕事を辞める女性は依然として42.1%とされています。子育てをしながらフルタイムで働き続けることは、依然として多くの女性にとって大きな課題です。そんな中、こんまりさんは子育てと仕事を両立させてきた自身の経験を基に、同世代の女性たちに向けてエールを送ることを目的にフォーラムに招かれました。

イベントの詳細

このフォーラムには、約1000人の女性とその家族が参加し、こんまりさん夫妻によるトークセッションも行われました。トークテーマは「ときめきを仕事にする方法（仮）」で、夫である川原卓巳さんと共に、互いのキャリアがどのように支え合っているのかを語りました。川原さんはプロデューサーとしても活動しており、夫妻でエミー賞を受賞した経験も持っています。

女性活躍推進の動き

最近では、政府が「女性版骨太の方針」を策定し、女性の経済成長への貢献を促進する取り組みが進められています。特に「ロールモデルとなる女性起業家の創出・育成支援」が強調され、今後、女性の起業率を20%に引き上げるという目標が掲げられました。このフォーラムの主催者の一人である中山裕子さんも、自身が女性起業家としての活動を通じて、多くの女性たちにポジティブな影響を与えることを目指しています。

参加者の反響

イベント終了後、参加者からは「近藤さんの話を聞いて、自分も頑張ろうと思えた」「男女の役割分担について考えさせられた」という声が寄せられました。また、フォーラムには多くの女性起業家が参加しており、情報交換の場にもなりました。

このような取り組みを通じて、女性のキャリア形成はさらに多様化し、次世代の女性たちへと良い影響を残すことが期待されています。