光フードサービス、生成AI導入でIR業務のDX化を推進
株式会社光フードサービスが、株式会社Exa Enterprise AIが提供する生成AIサービス「exaBase IRアシスタント」を導入しました。光フードサービスは、東京証券取引所グロース市場と名古屋証券取引所ネクスト市場に上場しており、今回の導入により、上場後の株主総会運営やIR業務の効率化、付加価値の高い情報開示体制構築を目指します。
光フードサービスは、「立呑み焼きとん」や「立呑み天ぷら魚椿」などの飲食店を名古屋や東京を中心に50店舗以上展開しており、近年では売上高が4年間で2倍以上に成長しています。積極的な出店と事業拡大を続ける同社は、資本市場との対話において、上場直後の限られたリソースを最大限に活用するためのツールとして、生成AIの利活用を検討していました。
「exaBase IRアシスタント」は、コーポレート領域におけるDX推進の一環として、IR担当者の面談議事録の効率化や、想定QA対応の業務プロセス改革を支援する生成AIサービスです。同サービスの導入により、光フードサービスはIR業務の効率化と高度化を実現し、付加価値の高い情報開示体制を構築することで、機関投資家や個人投資家からの信頼獲得を目指しています。
「exaBase IRアシスタント」の導入背景
光フードサービスは、個人投資家やアナリスト、機関投資家向けに定期的な説明会を開催し、代表取締役社長が業績や中長期の経営方針などを説明しています。「10坪のイノベーションを起こす」というスローガンのもと、積極的な出店と事業拡大を続ける同社にとって、資本市場との対話における情報開示の質を高めることは重要な課題でした。
上場直後の限られたリソースを最大限に活用するため、同社は業務特化型の生成AIの導入を検討していました。その結果、IR業務に特化した生成AIサービスである「exaBase IRアシスタント」を採用しました。
「exaBase IRアシスタント」導入による効果
「exaBase IRアシスタント」は、生成AIを活用し、機関投資家取材データベースの自動作成や、決算や株主総会向けの想定問答の自動生成を提供します。これにより、IR担当者は業務効率を大幅に向上させ、より質の高い情報開示に注力できるようになります。
具体的には、以下の効果が期待できます。
面談議事録作成の効率化: 生成AIが議事録作成を支援することで、担当者の時間短縮を実現します。
想定QA対応の効率化: 生成AIが想定問答を自動生成することで、効率的な準備を可能にし、より深い内容の回答準備に時間を割けます。
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情報開示の質向上: 生成AIを活用することで、より正確で詳細な情報開示が可能になり、投資家からの信頼獲得に貢献します。
「exaBase IRアシスタント」の導入実績
「exaBase IRアシスタント」は、2023年10月の製品版提供開始以降、JR東日本、村田製作所、豊田合成、名古屋鉄道、GENDA、東海東京フィナンシャルHDなど、多くの東証上場企業に導入されています。機関投資家対応や決算準備、株主総会での活用を中心に、IR部門だけでなく、総務、法務、経営企画、経理など、幅広い部署で利用されています。
Exa Enterprise AIについて
Exa Enterprise AIは、株式会社エクサウィザーズのグループ会社として、生成AIなどのテクノロジーを活用したプロダクトやサービスを提供しています。企業の業務改革や生産性向上を支援することで、人の可能性を解き放ち、新たな挑戦に向き合える社会の実現を目指しています。
まとめ
光フードサービスが「exaBase IRアシスタント」を導入したことで、上場後のIR業務の効率化と高度化が期待されます。同サービスは、企業の情報開示実務をテクノロジーで一貫してサポートする「IR Tech」として、今後更なる進化が期待されます。