2023年4月に設立されたリクシア株式会社が、太陽光パネルのリユースとリサイクルを推進するための専用WEBプラットフォームを発表しました。近年、太陽光発電の普及が進む中、2030年代半ばまでには日本で年間20万から50万トンもの使用済み太陽光パネルが排出されるとの予測があります。この大量廃棄問題に対応するため、リクシアはワンストップサービスを提供し、使用済みパネルの取り扱いやリサイクルのプロセスを簡素化しました。
新しいプラットフォームでは、次のような事業者を対象としています:
1. 太陽光発電所のO&M(運用・保守)を行い、交換用パネルが必要な企業。
2. 自然災害や設備の老朽化に伴って不要になった太陽光パネルを廃棄したい企業。
3. 環境にも配慮して安価に太陽光発電を始めたい事業者。
4. 大量の太陽光パネルリサイクルを全国規模で行いたい事業者。
このプラットフォームでは、以下の特徴が提供されています。
1.
調達源の多様化:豊富な在庫を基に、即座に適合する交換用パネルを購入可能です。
2.
経済性と環境への配慮:従来の廃棄コストの固定観念を覆し、使用済みパネルの売却を収益化しながらサステナビリティにも貢献。
3.
リユースパネルの品質保証:全数性能検査が行われており、リクシアの独自保証が付帯。
4.
高い再資源化率:廃棄不可能なパネルもリサイクル事業者ネットワークを活用し、廃棄処分を行わない高い再資源化率を確保。
リクシアはこのプラットフォームを通じて循環型社会の実現に寄与し、再生可能エネルギーの普及を促進しています。今後は、パネル診断システムの開発やトレーサビリティ強化など、機能の向上を図り、太陽光発電業界全体の持続可能性を追求していく考えです。
さらに、2024年10月には幕張メッセで行われる第22回SMART ENERGY WEEKに出展し、実際にプラットフォームの機能を紹介する予定です。新たに登場する太陽光パネルのリユース・リサイクルサービスは、環境意識の高い事業者にとって大きな見逃せない機会となるでしょう。リクシアの新しい取り組みにご期待ください。