京都府産材を利用したセパレート型テーブルが受賞
京都府に本社を置く株式会社コストが開発した「セパレート型テーブル」が、京の木製品認証制度にて最優秀賞の京都府知事賞を獲得しました。この製品は、特に福祉施設に焦点を当てた設計がなされており、現場の実情を反映した高い機能性が評価されています。また、環境への配慮も強く、すべて京都府産の木材を使用している点が特筆されます。
高い機能性を持つセパレート型テーブル
このテーブルは、利用者の「個」を重視しながらも、集いを促進するための設計がなされています。一般的には利用者同士が近すぎてストレスを感じることがしばしばありますが、セパレート型テーブルはその解決策を提供します。
主な特徴
- - 多様なレイアウト: テーブルは独立した形に配置でき、自分だけの空間を形成できます。その一方で、2人やそれ以上に合わせることで、イベント等にも対応することができます。
- - ユニバーサルデザイン: 車椅子利用者に配慮した高さ設計や、圧迫感を抑えるための曲面、怪我を防ぐための丸みを帯びた角を採用し、安全性と快適性を両立させました。
- - デザイン性: 年輪をモチーフにし、京都府産材の美しい木目を生かしてデザインされたこの製品は、高齢者の人生の重なりを象徴する仕上がりとなっています。
このテーブルを通じて、様々な環境でのユーザー体験を向上させる努力が感じられます。単に機能的であるだけでなく、心地よい会話の場を作る役割も期待されています。
QRコードで森林を「可視化」
このセパレート型テーブルは、単なる家具に留まらず、日本の森林を守るための意思も込められています。製品には専用のQRコードが付与されており、利用者はそれを使うことで木材の産地情報や製材の過程、森林所有者の思いや職人の情熱について動画で知ることができます。これにより、消費者は「知る」ことで森林の再生に向けた第一歩を踏み出すことができます。
未来への展望
現在、株式会社コストは福祉施設にとどまらず、大学等の文教施設からも注目されています。川上の森林所有者から、川中の製材所、そして川下の販売・設計までが、一体となって地域経済の活性化と持続可能な森林環境を共に構築することを目指しています。
会社情報
株式会社コストは、福祉施設専門の設計事務所として、設計から施工、維持管理までを一貫して手掛ける企業です。既存建物の再生や木造のCLT工法を活用し、利用者のQOL向上を図りながら地域資源を最大限に活かした施設づくりに取り組んでいます。実際、彼らは「森林のささやき新たな轍づくりプロジェクト」といった取り組みを通じて、地域の未来を担う製品開発にも力を注いでいます。
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