自宅でカレーを楽しむ人々の実態、調査結果に迫る

マイボイスコム株式会社が2025年8月1日から7日にかけて行ったカレーに関する調査の結果が注目を集めています。この調査では、カレーを楽しむ人々の喫食状況やカレールウの利用状況など、様々なデータが収集されました。以下にその結果を詳しく見てみましょう。

自宅で作るカレーの人気

調査によると、カレーを食べる人のうち、実に75.5%が自宅で作ったカレーを食べていることがわかりました。しかし、過去の調査に比べてこの割合には減少傾向が見られています。一方で、レトルトカレーも58.6%にのぼり、手軽さや便利さから依然として多くの人に親しまれています。

特に面白いのは、カレーを自分で作る人の割合は約60%で、その中でも固形タイプのルウを使用する人が86.5%を占めています。意外にも、自分で作ることで自分好みの味を楽しむ人が多いことがわかります。

カレーを食べる理由

参加者にどのようにカレーを食べたいかを尋ねたところ、最も多かったのが「カレーを食べたい」という理由（65.9%）でした。調理や後片付けを簡単に済ませたい、辛いものが食べたいとの意見も多く見られ、カレーは肉体的な欲求を満たす料理としての位置付けが強いことが示されています。また、カレーを週に2回以上食べる人々は、さらに「元気になりたい」や「食欲を増進させたい」といった理由もあげています。

カレーを自分で作ることの頻度

調査では、カレーを自分で作る頻度にも注目が集まりました。全体の約60%の人々が自宅でカレーを作っている中、特に男性の中では30代の比率が高く、女性に関しては特に50代から70代に多く見られる結果となっています。月に1回程度作る人が最も多く、その中で自分の好みに合わせた工夫を凝らしている人も数多く存在しました。

年齢別の偏り

興味深いことに、「バーモントカレー」は30代から40代の女性に人気が高く、これに対して他の多くの種類も世代別に人気を分けている様子が顕著に見えました。時代や年齢による味の好みの違いが、カレー選びにも影響を与えているのかもしれません。

購入時の重視ポイント

カレールウを購入する際、購入者が最も重視する点は「味」であり、73.5%の人がその点を挙げています。続いて「辛さ」や「価格」が言及されましたが、特に若い世代では辛さを求める声が少なく、逆に甘味を重視する傾向が示されています。

ユーザーの工夫とコメント

3,261件に上るカレー作りに関するコメントからは、各家庭でのさまざまな工夫がうかがえます。辛さの調整にコーンスープを加える男性や、市販のルウを混ぜたり、具材の工夫をすることで栄養価を上げる女性など、そのアプローチは多様です。カレーは、ただの食事ではなく、個々のライフスタイルに密接に結びついていることが改めて感じられます。