Polimill社が提供を開始したAI法令検索サービス
2024年10月9日、Polimill株式会社(東京都港区)は、全省庁および自治体職員を対象にした新たなAI法令検索サービス「コモンズAI」の提供を正式にスタートしました。この革新的な技術は、行政文書の確認や法令に関する情報を迅速かつ正確に得ることができるツールです。
直感的な検索が可能に
従来のe-Gov法令検索では、法令名や項目を正確に知っている必要があり、ユーザーにとってはハードルが高かったのが現実です。しかし、コモンズAIでは自然言語を用いた検索が可能となり、職員はより直感的に操作できるようになります。たとえば、「〇〇法の改正内容について教えてください」といった曖昧な質問に対しても応じられるため、従来の手法に比べて検索時間は大幅に短縮。結果として、職員は本来の業務に集中できるようになります。
開発の背景と目的
法令に関する確認業務は自治体職員にとって多大な負担となっており、特に複雑な法令や頻繁に変更される法令に関しては、その負担がさらに増していました。こうした背景から、Polimill社はコモンズAIの開発に着手しました。この新たなタスク支援ツールは、自治体職員が簡単に法令情報にアクセスできる環境を整備し、業務全体の効率化を目指しています。
今後の展望
Polimill社は、今後も自治体向けに新たな機能やサービスを拡充していく予定です。法令検索AIの機能に加え、自治体独自のデータやさまざまな行政情報との連携を進め、より包括的な行政支援ツールへと進化させることを目指しています。
Polimill株式会社について
Polimill株式会社は、行政サポート生成AI「コモンズAI」や市民参加型SNS「Surfvote」(サーフボート)などを手がけるICTスタートアップ企業です。QommonsAIは既に多くの省庁や地方自治体で利用されており、Surfvoteは地域社会が抱える課題への意見表明の場を提供しています。 専門家だけでなく、一般市民も自由に意見を述べることができるデジタルな場は、より良い社会を作るための重要なステップと位置付けられています。
こうした取り組みを通じ、Polimill社はAIとSNSを活用して、理性と感性に根ざしたデジタル駆動型社会の実現を目指しています。詳細な情報については、企業のWebページをご覧ください。