新たな京都文化を体感する「BiVi二条」のアート空間が誕生
2025年6月20日、京都の中心に位置する「BiVi二条」が大規模なリニューアルを迎えることが発表されました。これに合わせて、アートブランド「KYOTO KENRAN − 京都絢爛」とのデジタルコラボレーションが実現し、伝統と現代の融合した新しい体験が提供されることになります。
リニューアルの背景
このリニューアルは、飲食や物販、サービス機能を挙げて贅沢な空間を提供するだけでなく、京都の伝統産業や文化を日常生活の中で体験できる場として生まれ変わります。これは、京都の文化を継承し、新たに創造していく拠点としての新しい形です。
「KYOTO KENRAN − 京都絢爛」とのコラボレーションにより、京友禅の美しさと独自の柄を現代の感性で再解釈し、デジタルアートとして表現することで訪れる人々に新たな視覚体験を提供します。このプロジェクトにより、多くの訪問者が新しい京都の魅力を発見する機会が提供されるのです。
展示内容の紹介
リニューアル後の「BiVi二条」には、様々なアートインスタレーションが展開されます。具体的には、次のような展示が予定されています。
1.
メインエントランス 屋外3連サイネージ
1階のメインエントランスには、3面のマルチディスプレイが設置され、「京都絢爛」の象徴的な図柄を用いたダイナミックなウェルカムムービーが映し出されます。
2.
イベントスペース LED VISION
2階のイベントスペースでは、「KYOTO KENRANの世界へ」というテーマのもと、華やかさと躍動感を兼ね備えたビジュアル展示が行われます。
3.
L字裸眼3D LED VISION
ここでは、和傘や鯉、扇子など、日本の伝統的な要素を用いた立体感あふれる3Dコンテンツが展開され、訪れる人を没入させる体験を提供します。
4.
コの字リボン LED VISION
天井から壁面にかけて流れるリボン型ビジョンには、さまざまな京都絢爛の図柄が心地よく流れ、来館者を包むような空間感覚を作り出します。
5.
インフォメーションサイネージ
館内各所に設置される情報サイネージも京都絢爛の美しさを融合させ、来訪者が快適に過ごせるよう工夫がなされています。
KYOTO KENRAN − 京都絢爛について
「KYOTO KENRAN − 京都絢爛」は、京友禅の伝統と現代の感性が織りなすアートブランドです。その目的は、過去の美意識を尊重しながらも、自由な発想で新たな表現へと昇華させること。京都に根付く歴史的なデザインを現代に伝承し、新しい視点から発信することによって、日本文化の可能性を広げていくとしています。
今回の「BiVi二条」との連携は、その一環であり、今後も様々な企業やクリエイターとのコラボレーションを通じて、伝統と革新の境界を越えて新しい価値を創出していくでしょう。
「BiVi二条」のリニューアルは、これまで以上に多様な体験を提供すると同時に、来るべき京都の未来を見比べる新たなスポットとして、多くの人々に受け入れられることでしょう。
会社概要
株式会社伊地智写真型製作所は、1935年に設立され、創業90年を超える歴史を持ちます。京友禅のデザインとシルクスクリーンの製版に携わる企業として、その伝統と美しさを次世代に伝えていくことを使命としています。
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