三重県の美味しい特産品が揃う中で、吉田沙保里さんがその魅力を伝える特別なイベントが開催されました。「おとなのみえ旅」と銘打たれたこの試食会は、三重県のアンテナショップである三重テラスで行われ、地元の特産品を全国にアピールする機会となりました。イベントは2025年1月20日に開催され、三重県観光部の牧田さんからの挨拶で幕を開けました。
牧田さんは、三重県の魅力として伊勢神宮や春にF1が開催される鈴鹿サーキットを挙げ、特に海の幸や肉の旨さを強調しました。この日の特別ゲストとして登場したのは、三重県津市出身のレスリング女子元日本代表、吉田沙保里さんです。彼女は、自身の故郷の食材を使った料理の数々に挑戦しました。
まず、登壇した吉田さんは、まるで別人のような鮮やかな衣装で会場を盛り上げました。料理長が用意したプレートには、伊勢えびや伊旦牛、熊野地鶏など、三重の絶品が勢揃い。吉田さんはその豪華さに驚き、思わず「すごい...!!」と感叹の声を漏らします。
トークセッションでは、吉田さんが三重県のトップ食材に舌鼓を打ちます。伊勢名物の「伊勢えびの塩締め」や「伊勢まだいのフライ」を食べた際には、満面の笑みを浮かべ、レポートする彼女の姿は楽しげです。また、MCから「伊勢志摩には、願いを叶えてくれる神様『石神さん』がいるが、何をお願いしたいか?」と尋ねられると、一瞬戸惑いながらも、「素敵な人が現れますように」と答え、会場を沸かせました。
次に、松阪牛と共に知られる和牛「伊賀牛のロースト」を楽しみました。吉田さんは、海苔と合わせて食べる新たな美味しさに驚きの表情を見せながら絶賛しました。「お肉が私のエネルギー源」と話し、現役時代も肉をしっかり食べて力を維持していた事実を明かします。
さらに、自身と伊賀忍者を比べて、「現役中なら全勝ですね」と自信を見せつつ、「速さには自信があったけれど、技に手こずるかも」と冷静に分析しました。吉田さんが楽しんだもう一つの名物、「熊野地鶏」を食べている際には、現役引退後も体重管理を続けているストイックな一面を見せつけます。
イベントを通して多くの三重県の魅力が紹介される中、吉田さんは「高校時代の思い出」として鳥羽水族館を挙げ、父と共に訪れたことを述懐しました。2025年の目標については「ゴルフに挑戦して、スコア70代を出す」と力強く語りました。
『三重テラス』自体も、より多くの人々に三重の魅力を発信する拠点としてリニューアルされ、観光コンシェルジュが常駐する新たな機能を備えています。これからも三重県は、地元の特産品を通じて多くの方々にその魅力を伝え続けていくことでしょう。