新しい経営承継の形
2023-09-29 15:13:54

日本初のパートナー型サーチファンドが始動!新たな経営承継の形とは

日本初のパートナー型サーチファンドが設立される



日本において新しい形のサーチファンドが誕生しました。それが、パートナー型サーチファンドです。このモデルは、事業承継が近年の重要な課題として浮かび上がる中、特に中小企業における次世代経営者の問題に焦点を当てたものとなっています。これまでもトラディショナル型のサーチファンドは数件設立されておりましたが、今回の設立は国内初のパートナー型サーチファンドとなります。

トラディショナル型サーチファンドとは?



トラディショナル型サーチファンドは、経営者候補(サーチャー)が複数の投資家から資金を集募し、一社の株式を譲り受けることで経営を引き継ぎ、その企業価値の向上を目指します。このモデルは1984年にスタンフォード大学で考案され、以来世界中に広まりました。これまで700件以上が設立された実績がありますが、国内では二件がこれに該当します。今回のパートナー型はその次世代を担う新たな動きです。

パートナー型サーチファンドの背景



新たに設立されたパートナー型サーチファンドは、キャリアや特性が異なる2名が協力し合い、企業経営に注力することで成長を図ることを目的としています。調査によると、2020年から2021年に設立された海外のサーチファンドの4割がこのパートナー型であったとされ、国際的な潮流を反映していることが伺えます。彼らは、自身が中小企業に関与することで、価値ある企業を次世代へと繋ぎ、持続可能な事業承継を実現したいと考えています。

サーチャーのプロフィール



新たに設立したサーチファンドの共同創業者は、代表社員の小林英輔氏と業務執行社員の洲崎瑞治氏です。小林氏は東京大学を卒業後、三井物産に入社。複数の役職を経て、経営の経験と戦略的な視点を磨きました。一方、洲崎氏も国際基督教大学の卒業後、セールスフォース・ジャパンでの実績を積み重ね、中小企業の支援に特化した経験を持っています。

投資家の期待



パートナー型サーチファンドの活動が開始されるにあたり、多くの投資家がその計画に期待を寄せています。特に、持続可能な事業承継を実現するための新たなアプローチを信じる声が高まっています。彼らの能力、経験、そして相互補完が、新しい経営モデルの成功を支えるためのカギとなるでしょう。

企業概要



新設されたジャパンブルズアイキャピタル合同会社は、東京都文京区に本社を構え、事業承継に関連する事業に取り組んでいます。2023年8月に設立されたこの企業は、中小企業の経営を承継することを主な活動としており、その実現に向けて日々邁進しています。

まとめ



日本におけるパートナー型サーチファンドの設立は、経営承継の面で新たな可能性を示すものです。2人のサーチャーが一丸となり、中小企業の持続可能な未来を築くための挑戦が始まります。これからの展開に注目が集まる中、彼らは新しい経営スタイルのカギを握っているのかもしれません。日本における経営改革の一助として、その動きが大きな影響を与えることが期待されます。

会社情報

会社名
ジャパンブルズアイキャピタル合同会社
住所
東京都文京区本駒込6丁目13-19 グランスイート六義園403
電話番号

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