第22回 建築・設備合同技術発表会が開催されました
2024年11月22日、東京都渋谷区に本社を構える大和ハウスグループの株式会社フジタが第22回「建築・設備合同技術発表会」を開催しました。今回の発表会は、新型コロナウイルスの影響を受け、従来の対面形式からウェブ会議システムを導入し、本社やその支社、支店の社員415名が参加できる形で進行されました。
発表会の概要
発表会は、設備部門と建築部門の2つのセクションで構成され、トータルで18拡の論文が発表されました。設備部門からは8編、建築部門からは10編の優れた取り組みが紹介され、多岐にわたるテーマが扱われました。これにより、同社での技術情報の共有が一層促進されることが期待されています。
開催の趣旨
この技術発表会は、第72回建築施工技術研究発表会、第49回設備技術発表会を合同で開催するもので今回で22回目を迎えました。目的は、大規模かつ高難度の工事における優れた実施例を発表し、業界全体の技術力の向上を図ること、また顧客ニーズに応じた新しい取り組みをプッシュすることにあります。これにより、技術力の蓄積と実践を進めて、社会への貢献を強化する方針です。
発表内容と表彰
発表会では、様々な分野から選ばれた技術的な事例が取り上げられました。具体的には、生産施設、教育施設、集合住宅や商業施設といった多様なプロジェクトの詳細が報告され、独自性の高い技術が評価されました。
発表後、南口聡常務執行役員の挨拶も行われ、業界で直面する課題について触れつつ、「安全第一、高い品質の確保」を基本とする製品づくりの重要性を強調しました。また、参加できなかった社員へも次回の機会に新たな取り組みを期待する旨を訴えました。
その後、各部門ごとに最優秀賞、優秀賞、努力賞が選出され、それぞれ表彰が行われました。設備部門では「用途別クリーンルームの設備計画概論」が最優秀賞に輝く一方、建築部門では「市街地狭小敷地における厳しい制約条件下での工事計画と実施報告」が最優秀賞を獲得しました。これにより、他の参加者も「次回は自分たちの技術も認められたい」との意欲を掻き立てられることでしょう。
社会への貢献
フジタは、今後も技術の研鑽と実践を続け、社会が直面するさまざまな課題に対して、さらなる貢献を目指していきます。次回の発表会に向けた期待も高まり、さらなるイノベーションの芽が育まれることを願って止みません。