一般社団法人海洋文化・研究拠点化推進協議会は、次世代へ海を引き継ぐために「深海研究スーパーキッズ育成プロジェクトin駿河湾」と題し、沼津港深海水族館特別見学会を開催しました。このイベントは、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として、2024年7月6日(土)に実施され、小学5年生から中学校3年生までの11名が参加しました。
当日は、沼津港深海水族館の通常展示コーナーを見学し、飼育員さんの説明に熱心に耳を傾けていました。シーラカンスの冷凍標本など、深海生物の体の構造や動きを目の当たりにし、子どもたちは真剣な眼差しで見学していました。
さらに、普段は入ることのできない水族館のバックヤードにも潜入。水温や光の管理など、深海生物飼育の裏側を学び、ミドリフサアンコウの赤ちゃんにも出会うことができました。飼育員さんへの質問コーナーでは、見学中に疑問に思ったことを詳しく聞くことができ、子どもたちの深海への興味関心はさらに高まったようです。
3時間以上のプログラムを通して、子どもたちは深海生物への理解を深めるとともに、飼育員さんたちの仕事内容や深海生物への愛情を感じることができたようです。参加した子どもたちからは、「普段はなかなか見ることが出来ないバックヤードを見させてもらって感動した!」「飼育員さんたちの深海生物への愛情を感じることが出来た。」などの声が聞かれました。
このイベントは、子どもたちが海への関心を高め、将来は海洋研究者や水族館の飼育員を目指すきっかけになるかもしれません。これからも、次世代へ海を引き継ぐための活動が期待されます。