未来の女性科学者を育成!「Girls Meet STEM」2024年夏プログラムの成果
公益財団法人山田進太郎D&I財団が主催する「Girls Meet STEM」は、STEM(科学、技術、工学、数学)分野でのキャリアを志す中高生女子を対象にしたプログラムです。2024年の夏、全国から576名の女子中高生が参加し、多種多様な企業や大学によるオンラインツアーを通じて、将来の進学や職業に関する具体的なイメージを持つ大きなきっかけとなりました。
参加プログラムの概要
「Girls Meet STEM」の2024年夏プログラムは、7月から8月末まで行われ、32の企業や大学が参加しました。参加者の98%が、プログラムから得た学びを「非常にためになった」と評価するなど、その成果は驚くべきものでした。特に、プログラム参加後には、79.4%の生徒が将来進学先や職業のイメージが具体的に思い描けるようになったと回答しました。さらに73.1%が、ロールモデルとなる人物を見つけたと述べています。
参加者の声
参加者の多くから寄せられた声には、STEM分野への興味が高まったことや、進路選択の幅が広がったというポジティブな反応が多く見られました。ある参加者は、「ITの世界の面白さを自分で発見できて楽しかったです」と表現し、別の参加者は、「普段は見ることのできない大学や研究施設を見学し、具体的に大学生活をイメージできました」と振り返っています。
また、プログラムを通じて勉強へのモチベーションが向上したという声も多く、「理系が楽しそうだと感じました」との感想や、「実際に働いている女性の話を聞いて、将来について考えるきっかけになった」との意見が寄せられています。
オンライン版「Girls Meet STEM」の特徴
オンライン開催という形式は、全国どこからでも参加できるという利点を提供します。参加は無料で、保護者も一緒に体験することが可能です。また、参加者は大学や企業で活躍する女性たちから直接キャリアパスについて学び、テーマごとに設けられたセッションでの質問も受けられるなど、交流の機会も多数設けられています。これにより、より多くの女子生徒がSTEM領域の魅力を実感し、自らの進路選択に役立てることが期待されています。
「Girls Meet STEM」は、これまでリーチできなかった地域の女子生徒への新たな機会を創出し、幅広いバックグラウンドを持つ中高生女子が一堂に会する場を提供しています。プログラムの詳細日程や内容については、公式ウェブサイトやSNSで順次発表される予定です。
参画企業と研究機関
2024年10月現在、「Girls Meet STEM」には多くの企業と研究機関が参画しています。NTTデータグループ、京セラ、サイバーエージェント、サントリーホールディングス、パナソニックなど、著名な企業が名を連ねています。また、国立研究開発法人理化学研究所などの研究機関も参加し、充実したプログラムが展開されています。
「Girls Meet STEM」の目的
「Girls Meet STEM」は、中高生女子がSTEM分野への進学を考えるきっかけを提供することを目的としています。実際の企業や大学との交流を通じて、在校生や卒業生、社会で活躍する女性たちがどのような道を歩んできたのかを知ることができ、参加者は自らの将来を具体的に描く手助けを受けることができます。
このプログラムは、2024年から開始されたもので、今後も年間を通じて多様な形式で行われる予定です。STEM分野における女性の活躍を応援する取り組みとして、多くの女子生徒に刺激を与え続けるでしょう。
公式ウェブサイト:
Girls Meet STEM