ネット性被害の実態
2023-11-14 10:00:03
ネット性被害に関する調査結果が明らかに。最年少は7歳、7割以上が被害者に
ネット性被害に関する調査の実態
近年、インターネット上での性被害が深刻な問題として浮き彫りになってきています。2023年に実施された調査では、ネット上での性被害を経験した人が全体の約7割に達し、最年少はわずか7歳という結果が報告されました。この問題は、各世代に影響を及ぼしており、特に若年層の被害が目立っています。
調査概要
この調査は2023年8月25日から10月12日まで行われ、109名からの有効回答を得ました。また、リベンジポルノに関する調査では、256名のHIMEPA利用者の意見が集められました。調査方法はそれぞれWebによるアンケートで、幅広い年齢層から回答が寄せられました。
ネットでの性被害種別
調査結果によると、リベンジポルノの被害者は11%、画像や動画の拡散を脅された人は15.6%、そしてセクストーションの被害者は1.8%とのことです。特に驚くべきなのは、知っている人から性的なメッセージを受け取ったことがあると答えた人が約7割に達している点です。
さらに、性的な内容を持つメッセージのやり取りを続けた経験があると答えた人も約4割に上り、ネット環境での多様なリスクが浮き彫りになりました。
小学生でも被害に遭う現実
調査において、初めて性的なメッセージを受け取った年齢を尋ねたところ、なんと10歳未満または10歳から12歳の間に被害に遭った人が1割以上いたことがわかりました。特に最年少の被害は7歳にさかのぼり、半数近くの人々が中学生までに被害を経験しています。
加害者の数と個人情報の危険性
興味深いことに、約6割の人が6人以上の異なる加害者から性的メッセージを受けた経験があると答えています。これは、ネットの匿名性と広がりが加害行為を助長していることを示しています。また、58.7%が住んでいる地域を、46.8%が顔写真を相手に教えたことがあると回答しており、個人情報がリスクを高めている実態が浮き彫りになりました。
送信の理由と教育の必要性
顔写真や裸の写真を送ったことがあると答えた人は全体の15%以上に上り、その理由としては「相手も写真を送ってきたから」という意見が59.1%を占めました。このようなリスクを軽視する傾向から、性教育が重要であることが改めて明らかとなりました。
リベンジポルノの新たな視点
リベンジポルノの被害が年々増加していることもこの調査で確認されました。特に34.8%が「マッチングアプリやSNS」がきっかけと答えており、思わぬところから被害が始まることも多いです。
啓発が急務
SNSやインターネットがもたらす利便性の一方で、その裏には多くのリスクが潜んでいます。子供たちや若者に対して、適切な性教育と共に、ネットリテラシーを高める啓発活動が急務と言えるでしょう。さまざまな機関が力を合わせ、問題の認知度を高めていくことが求められています。
まとめ
今回の調査から、ネット上での性被害がどれほど深刻であるかが浮き彫りになりました。未成年者が被害を受けやすい環境は放置できず、社会全体での意識改革が必要です。若い世代が安心してインターネットを利用できるよう、私たち一人ひとりが行動を起こさなければなりません。サポートや相談が得やすい環境を整えることも、今後の課題となっていくでしょう。
会社情報
- 会社名
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ベジベジ株式会社
- 住所
- 東京都中野区弥生町2-41-17東京コンテンツインキュベーションセンターNo.21
- 電話番号
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